文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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フリードマンが死んで、新自由主義経済学の時代は終わるのか?


わが国の国民生活をズタズタにした小泉改革、いわゆる竹中改革の経済学的な理論的支柱の一人であったアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンが死亡したらしい。ルーカスとともに「反ケインズ経済学」の時代を象徴する経済学者だったが、はたしてフリードマンの死は、何をもたらすのだろうか。新自由主義の終焉か、それとも…。

<訃報>フリードマン氏94歳=米経済学者


 【ワシントン木村旬】世界的なベストセラー「選択の自由」で徹底した市場主義を唱え、「小さな政府」の理論的支柱となったノーベル賞受賞者の米経済学者、ミルトン・フリードマン氏が16日、米サンフランシスコの自宅で死去した。94歳。米メディアによると、死因は心臓疾患。
 1946〜76年にシカゴ大教授を務めた。市場原理に信頼を置き、財政政策より通貨供給などの金融政策を重視するマネタリストシカゴ学派)の重鎮。貨幣史や消費分析での業績が認められ、76年にノーベル経済学賞を受賞した。
 「選択の自由」(80年)は、個人の自由な経済活動が経済発展の原動力になると強調。第二次世界大戦後に先進国の主流となった福祉国家政策や積極的な財政出動を唱えるケインズ主義を批判し、財政支出削減や規制緩和による「小さな政府」を通じた経済活性化の必要性を強調した。
 70年代の石油危機で先進国にスタグフレーション(不況とインフレの同時進行)が広がり、ケインズ主義が行き詰まる中で脚光を浴び、米レーガン政権や英サッチャー政権が推進した「小さな政府」を理論的にバックアップした。レーガン政権の経済政策顧問も務めた。教育バウチャー(自由に学校を選べる利用券)の提唱者でもあった。
毎日新聞) - 11月17日11時16分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061117-00000024-mai-peo

ところで、各地で、県知事をめぐる談合事件の摘発が相次いでいる。福島県知事逮捕に続いて、和歌山県知事、そして今度は宮崎県知事らしい。イジメとイジメ自殺騒動(キャンペーン?)もそうだが、この一連の談合摘発には、何か政治的意図が隠されているようだ。今回の一連の談合摘発は、「米年次改革要望書」にそって行われているらしいが、はたしてどうだろうか。談合摘発で笑うのは、誰か?



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