文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

田中卓は、女系天皇批判を理解していないな・・・。

「毒吐きテック」さんから孫引きですが、田中卓は、こんなことを書いているようだ。

[14.]皇室には「氏」がないという特色を理解せよ

何故、「女系」が伝統に違背するといわれるのか。この点が一般に理解されにくい。一体、皇統に関して男系とか女系とか言い出したのは、西洋の学問を摂取した明治以来のことで、管見では、それ以前に議論の対象となったことはないように思う。
特に旧『皇室典範』で「男系ノ男子」と見える、その対として「女系」が話題となるが、普通、民間で「女系」という場合は、女から女へと相続の続く家系、婿養子が何代も続く家系、母方の系統、等の意味である。
皇室典範』での場合は、在位の「天皇」を中心として考えることになるので、男帝(甲)の場合は、皇族
以外の皇妃(側室)との間に生まれた庶子でも、過去においては、すべて「男系の男子・女子」となる。
(現在、皇庶子は認められない。)しかし女帝(乙)の場合には、皇婿−この方が皇族(後述の旧皇族を含む)であっても−その間に生まれた御子は「女系の男子(A)」または「女系の女子」となる。
女系反対派は、この女系が皇位につかれることは従来の歴史になく、伝統に違背するというのである。
しかし「女系の男子(A)」であっても、後に即位せられて「天皇」となり、娶られた皇妃(皇族出身者以外を含む)との間に「男の御子(B)」が生まれて、そのお方(B)が皇位につかれると、この系統は母方にあたる女帝(乙)の血をうけられているので、古来からの皇族の継承とみて、皇統は再び「男系」にかえると考えてもよい。

■この人のお年は…。なんか少しボケがはいつてんじゃないよね。最近の女系天皇論議を読んだ上で言っているのだろうか。「女系の血」を継いだ「女系の男子」が皇位についた例があるのだろうか。「この系統は母方にあたる女帝(乙)の血をうけられているので、古来からの皇族の継承とみて、皇統は再び「男系」にかえると考えてもよい。」・・・。あれれ。