文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

産経新聞も反小泉へ???

今朝の産経新聞を読んでちょっと驚いた。「産経抄」が、小泉政権ホリエモンの癒着振りを指摘して、「ダメージは小さくない」と分析。さらに、小泉政権の末期的症状を「夕暮れ」と呼び、「皇室典範改正問題」に張り切っている小泉を「何故そんなに急ぐのか…」とたしなめた後で、小泉政権の総仕上げとしては、「拉致事件の解決」こそ優先課題だろう、とかなりきつい小泉批判を展開している。今朝の産経はそれだけではない。なんと、小泉が、歴代天皇、皇后らの神霊を祭る皇霊祭に参列した時、宮内庁長官に「中で何をやっているのか」と質問。新年祝賀の儀では、「燕尾服着用を求める宮内庁側の要請に応じず、礼儀上、ふさわしくない紋付はかまで通し、『皇室をもつと改革が必要だ』」と、ふざけた暴言を吐いた事件を詳細に報告し、小泉の暴走を暴露しているではないか。そして、「関係者の一人は『首相は皇室の神秘的な伝統などは、不合理だとしか感じないのではないか』と危惧を示している」と辛辣に苦言を呈している。僕は、この「小泉暴言」の話はかなり前、某代議士から直接聞いたが、単なる噂ではないかと思っていた。産経が、ここまで具体的に書くということは、やはり事実だったのだろう。とすれば、小泉という人間の本質は、やはりかなり異常だと思わなければならない。さすがに、ここにきて、小泉改革の応援団役を演じてきた産経も、ついにキレタというわけだろうか(笑)。ちと遅すぎるけれど。

≪皇室も改革?≫
 首相の独特な考え方が、今回の皇室典範改正へのこだわりにつながっているとの観測も自民党内で広まっている。
 「小泉さんには、伝統や文化より合理化だという頭があるんだろう」
 自民党長老の一人はこう分析する。また、首相の宮中行事に対する言動を目撃した複数の関係者は、次のようなエピソードを紹介する。首相は、天皇が神々に新米を供え自身でも召し上がる新嘗祭に参列した際、「暗いから見えない。電気をつければいいじゃないか」と主張。周囲に「だから皇室はもっと開かれなければならないんだ」と話したという
 また、歴代天皇、皇后らの神霊を祭る皇霊祭に参列したときには、宮内庁長官に「中で何をやっているのか」と質問。天皇、皇后両陛下に三権の長らが祝賀を述べる国事行為である新年祝賀の儀では、燕尾服着用を求める宮内庁側の要請に応じず、儀礼上、ふさわしくない紋付きはかまで通し「皇室ももっと改革が必要だ」と主張したという。
 関係者の一人は「首相は皇室の神秘的な伝統などは、不合理だとしか感じないのではないか」と危惧(きぐ)を示している。(産経新聞1/17)





←「小泉退陣なくして日本再生なし」と思ったら…。