文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「拉致問題」抜きの国交正常化交渉へ一歩前進…。

昨日、北京で展開された日朝協議再開へ向けての日朝交渉とはいったい何だったのだろうか。一言で言えば、拉致問題抜きの国交正常化への地ならし作業だった…と言っていいのではないか。日朝両政府とも口を揃えて拉致問題や核問題との「同時並行協議」を言うがそれは真意ではあるまい。25日夜、宗日旱北朝鮮代表が、記者団に、「日本の経済協力を明記した平壤宣言について『履行を確認したことは有意義だった』と述べた…」らしいが、おそらくそこらあたりが真意にちかいだろう。「はじめに国交正常化ありき…」であゆみよったというのが昨日の結論だろう。小泉の頭には当初から「経済制裁」などという言葉は存在しない。「拉致家族会」が泣こうが喚こうが、「日朝国交正常化を手土産に退陣…」という謀略的な戦略プランしかないのだ。このような「拉致問題隠し」「拉致問題つぶし」の小泉政府の判断は、「拉致問題はすでに利用しくした。もはや拉致問題に利用価値はない…」とうものだろう。たぶん、小泉の三回目の訪朝は近いだろう。そして数人の消息不明の拉致日本人が公表され、そのうちの2、3人が、小泉の手土産として帰国して、拉致問題はジ・エンド。西村真悟代議士がいいタイミングで消えて、もはや恐いものは何もないだろう。要するに、西村真悟代議士逮捕事件が何を意味しているかは、今更言うまでもなく明らかだろう。メデタシ、メデタシ。ということかな(笑)。