文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小泉内閣と国策捜査と日本破壊政策…。

(読者からのコメントより。↓↓↓)

【 名 前 】:高橋
【 ホームページURL 】:http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/

  実は自分も、かねてから経済学者の植草一秀氏は嵌められた
のではないかと考えていました。

 なぜなら、小泉政権になってからの彼の経済分析は徹底して小
泉・竹中路線の政策批判に終始していたからです。たとえば平成
15年に、全国木材産業政治連盟が主催した講演会で、植草氏が
行った小泉批判の中には、次のような言動があります。

 『一般的には改革派と抵抗勢力に分けられるが、中身をみると
  「亡国派と救国派」勢力という表現の方が正しいような気がす
 る。我々が日本の国益を守る。国益とは日本の物は日本人が
 持つ。これが民族自決であり、日本の資産を全部外国の人が
 持つ状態を植民地という状態で、それは避けるべきである。』


 植草氏のこの見解は小泉姿勢の実像を見事に言い当てており、
高潔な国士としての物言いそのものです。彼の救国精神漲る舌鋒
鋭い小泉糾弾は、アメリ新自由主義者の悪代官である小泉・竹
中ノンビューティペアーを痛く刺激して怒りを爆発させたことは十
分に想像できるのであります。

 9/11の郵政民営化是か非かのバカ選挙では、批判抵抗勢力を、
「倒閣」とか「造反」などという的外れなレッテル貼りをして、事実上、
彼らを政治的なフィールドから追放してしまいました。現内閣のあ
くなき日本破壊政策を感じるにつけ、山崎さんご指摘のとおり、今
回の西村眞悟代議士の逮捕と植草一秀氏の場合は相当強い類
似性が同居していると思うのであります。政治家と経済学者という
フィールドの違いはあれども、二人に共通することは真の国想い
であり、強い救国心情ではないでしょうか。狂気の日本破壊者・小
泉は彼らが憎くてたまらない。

 自分は政府と日本国を同一視しておりません。時の内閣が暴走
して国益を毀損し、数多くの有意な人士を不名誉な反逆者として
粛正するようなあこぎな政府はぶっ倒す以外にないでしょう。この
ような場合、自分は喜んで倒閣国民となりたい。

 一国民として、自分が属する「国」には名誉と誇りを維持してもら
いたいと願うのは真情です。そういう意味で「国策」捜査による愛国
者たちの際限なき粛正などという表現は使いたくありませんが、実
際にその通りのことが起きており、これからいっそう広がってくるよ
うな予感を持ちます。しかしながら、品性も思想もこのような下司
相が舵取りする我が国は、肇国以来の危機に瀕しているんじゃな
いでしょうか。