文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

一昨日、衆議院議員・高山智司懇親会に…。

民主党逆風の中、小選挙区では惜敗したものの、比例区でみごとに復活当選した高山智司代議士を囲む懇談会(草の根会準備会)に出席して来た。会場はさいたま市文化センター。家から近いが、たまたま日大芸術学部の講義の日。早めに切り上げて駆けつける。高山氏とは、選挙区が同じということで、西村真悟代議士の秘書・高野さんに紹介されて知り合った。戸田市蕨市さいたま市南区桜区が地盤だ。高山氏は二回目の当選で、年齢もまだ35歳だが、すでに代議士らしい風格が出来ておりこれからの活躍が大いに期待できる。まだまだ選挙地盤が不安定のようなのでまずは盤石の選挙地盤作りに励んでほしい。というわけで、二回の選挙を組織なしの空中戦で突破してきたが、自民党のライバルが登場した今は、いつまでもそういうわけにはいかないということで、新しい講演会組織を作ろうということのようだ。埼玉は上田知事や枝野氏などを中心に民主王国で、今回の選挙で大幅に衰退したとはいえ、今はまだ民主党勢が強い。が、今回の選挙が示したようにそうした状況がいつまでめ続くとはかぎらない。隣の選挙区の民主党石田勝之氏は楽勝かと思われていたが落選している。その時の風向きには関係なく着実に当選できるような代議士に成長してほしいものだ。高山氏は民主党生え抜きとはいえ元々小沢チルドレンの一人だが、先日の民主党の党首選では前原支持だったようである。いずれ、高山氏自身も、そのさわやか、且つ理論的な弁舌を武器に、民主党を代表する若手論客として活躍する日は近いと思う。すでに法務委員会などで、法務大臣を相手に激しくやりあい、その実力を遺憾なく発揮しているらしい。懇談会の出席者のなかには、民主党選挙対策の不備を批判する意見も出ていたが、僕は、今回の選挙に関しては「民主党の大敗北」という分析は正しくないと思う。前原民主党は、岡田民主党選挙対策の失敗を、惨敗と言う結果だけから強調しようとしているが、それは間違っている。失敗と反省を通じての安易な政策と戦略の転換は、がかえって民主党の基盤を壊し、脆弱な万年野党に転落させる危険性を高めるのものではないかと思う。選挙結果だけを見て、いたずらに反省するべきではない。今回の選挙は、民主党がもっとも政権に近づいた選挙だったことは間違いないのだ。一部では、いつものように結果から類推して、民主党の選挙用のポスター写真や、キャッチフレーズ、テレビコマーシャルに敗因がある、という知ったかぶりの分析する人も少なくないが、すべてコジツケであり、後講釈にすぎない。そんな、知ったかぶりの後講釈を鵜呑みにするなんて、愚の骨頂である。それこそ、「結果から物を見る…」、いわゆる「結果と原因を混同…」(ニーチェ)する遠近法的倒錯に他ならない。小泉という特殊人格の、狂ったような、野蛮な、いわゆる大政翼賛型の煽動選挙に吹き飛ばされただけである。煽動される国民が馬鹿なので、民主党が小泉自民党の愚挙を模倣する必要はない。敗北という現実を深刻に受け止め、謙虚に反省することは必要だが、反省しすぎて、挙句の果ては小泉政治(選挙)を模倣するなどというに至っては、まさしく民主党の堕落でしかない。野党である限り自民党と対決する姿勢を変えてはならない。妥協と追随から政権奪取が成就したためしはない。





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