文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

宮崎正弘講演会に出席。テーマは、石油戦争の舞台裏ー石油暴騰の元凶は中国のパラノイア的資源戦略―

昨日は、学士会館で行われた平河総研主催の講演会に、自分も常務理事であるにもかかわらず、はじめて出席。今回で4回目の講演会だが、日程があわず、欠席続きだった。4回目にしてやっと出席することが出来たというわけだ。宮崎氏の話は、中国の軍事戦略と石油戦略が、近隣諸国だけではなく、アメリカやアフリカをも巻き込んで誇大妄想的に拡大、拡散し、世界の不安定要因になりつつあるという話だった。宮崎氏の話は、いつものように現地取材に基づいた豊富なデータを駆使したもので、相変わらずの切れ味。ポイントは、中国の石油戦略が、コスト無視のパラノイア的な軍人主導の戦略構想であって、いずれ中国の経済と同様に破綻するだろうという点であった。しかし、いずれにしろ、中国が経済成長を背景に、世界中の石油資源を初めとするエネルギー資源やエネルギー資本を次々と買い占めつつあるという話は、恐怖である。アメリカは、資源ナショナリズムという観点からそれに対して批判的であるようだが、アメリカの中国対策も、今は、経済優先、貿易優先ということで、からり穏やかになっているようだ。中国に頭が上がらないのは日本だけではないということらしい。カナダやオーストラリアなどは言うまでもない。講演後は簡単なお茶会で、宮崎氏を囲んで中国分析に華が咲く。北京大学出身の中国人で、日本の神戸大学に留学、学位を得てのち、日本でジャーナリストとして活躍する石平氏や、出席者で中国問題に詳しい人達が何人も加わって、活発な議論を展開。いい勉強になった。その中に、このブログの読者がいて、初対面だったので簡単に挨拶。その後は、宮崎、石平氏らと数人で神保町の中華料理の店へ。宮崎氏が自慢の中国語で、次々と料理を注文。まずは魯迅が好んだという紹興酒で乾杯。中国の乾杯は「乾杯」ではなく「干杯」だということで、一挙に飲み干すのだという話。そこで、それは、僕の田舎の焼酎の呑み方に似ていると話す。むろん、かなり昔の風習だが。途中で、「チャンネル桜」でお馴染みの小山和伸神奈川大学教授等と合流。すっかり紹興酒とインドや中国の専門的な、難しい話で、酔っ払ってしまった。「次は、三島由紀夫憂国忌で会いましょう」と言いながら岐路に…。宮崎氏は今月末はラオスに取材旅行とか。ミヤンマーからの女子留学生に、教室で、仏教と祖先崇拝について質問して驚いている僕とは、取材方法が全く違う。僕は相変わらず腰が重いのだ。




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