文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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田舎の焼酎「西海の薫」を呑みながら・・・。

■田舎の焼酎「西海の薫」を呑みながら・・・。


昨日、立川の小説教室から、ほろ酔い加減で帰ってみると、田舎の兄から焼酎が送ってきている。夏、帰郷した折、兄に「焼酎を送ろうか」と言われて、「いらない。家に何本もあると、毎日、朝から呑むことになる…」と断ったのだが…。送られてきたのは、昨年亡くなった義姉の実家の焼酎である。銘柄は、鹿児島県の吹上浜にある原口酒造の「吉祥・西海の薫」(定価2400円)だ。地元ではそれなりに有名な焼酎なのだが…。「吹上浜」と言えば拉致問題に詳しい人にとっては有名な砂浜だろう。増元るみ子さん(増元・拉致家族会事務局長の姉)と市川修一さんがデート中に拉致された砂浜だ。拉致事件は僕が20代前半の頃に起きたと思う。「謎のアベック蒸発事件」として当時も大騒ぎだった。実は、僕はこの拉致事件を目撃した人物を知っているが、何故だかわからないが、彼は決して事件の真相を語ろうとしない。僕もこの浜辺は、小・中学時代、遠足や家族旅行でよく訪れた場所なのだが、事件後はあまり行く気にはなれない。さて、昨夕は、立川でも受講生達と焼酎を呑んだのだが、東京で飲む焼酎は田舎の芋焼酎とはまたぜんぜん違う。さっそくケースから一升瓶を取り出して栓を抜く。すると、プーンとあの芋焼酎独特の匂いがする。昔は、これが、東京あたりでは嫌われたものだが、最近は全国的な「焼酎ブーム」とかで、その匂いがすっかり認知されて、今は逆にこの匂いが受けているらしい。むろん、東京でも芋焼酎の呑めないところはない。僕の実家は「白波」の蔵元にちかいのだが、「白波」は全国的にあまりにも売れすぎ、有名になりすぎて、東京あたりで呑む「白波」は、味も匂いも「薄味」になつているように感じる。焼酎フアンもそれを敏感に感受しているらしく、最近の焼酎人気の中心は、これまで無名だった銘柄に移りつつあるらしい。言い換えれば、焼酎ブームが、今は有名無名の蔵元にまで押し寄せ、むしろあまり知られていなかったような、小さな蔵元に注目が集まりつつあるということらしい。ホンモノの焼酎を捜すフアンが、そういう焼酎を待ち望んでいるのだろう。というわけで、東京ではあまり手に入らない郷里の銘酒「吉祥・西海の薫」を、僕は、もくもくと呑み続けるのであった。



http://www.sake-kura.com/shochu/haraguchi.htm
http://www.sakaya.ne.jp/kicchu/index.html



http://www.bidders.co.jp/dap/sv/nor1?id=29553262&p=y#body
http://www.rakuten.co.jp/hukuya/431548/431726/512077/








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