文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

安倍さんにも見捨てられた「小泉一派」の秋・・・。

某週刊誌によると、今回の衆議院選挙までは、山本ピン太、城内実、世耕ナニガシが、「安倍三羽烏」と呼ばれていたのだそうである。しかし、城内が落選、ピン太と世耕は安倍側近からいつのまにか小泉親衛隊に鞍替え、今やすっかり「安倍離れ」、というわけで、このところ安倍さんは小泉官邸からも声がかからず、新人議員たちからもそっぽを向かれ、孤立無援とか。いかにも小泉・飯島一派が仕掛けそうな「仲間はずし」の策謀である。おそらく小泉が、「明智光秀は誰か…」と叫んでいた頃に念頭にあったのは安部だったのだろう。僕は、選挙中に一度、安倍さんの立会演説を南浦和駅前で見たが、イマイチ冴えていなかった。後講釈だが、今から考えてみると、その頃安倍さんの立場はかなり妖しいものになっていたのだろう。当時の新聞も、安倍さんの応援演説に人が集まらないと、そのへんの「異変」を伝えていた。安倍さんに代わって、小泉の手先として走り回ったのが世耕ナニガシであり、ピン太だった。世耕などは、安倍さんの推薦で自民党広報部副代表に抜擢されたにもかかわらず、あっさりと裏切って小泉親衛隊(飯島一派)に鞍替えしたというわけだ。城内実るに対する仕打ちも、明らかに「安倍つぶし」の一環だったはず。選挙戦終盤に、安倍さんから城内への秘かな「応援メッセージ」が、某女史を通じて公表されたことがあったが、それを激しく打ち消したのが小泉執行部だった。おそらく官邸内部で、秘かに「安倍・小泉の暗闘」が繰り広げられていたのだろう。前原民主党の登場で、「ポスト・小泉は安倍しかない」という説が一時的に強くなったが、その予測も今はすっかり消えたようだ。その理由は明らかだろう。要するに、小泉一派による「安倍はずし」「安倍つぶし」が顕著になってきたからだ。いずれにしろ、「いつ、寝首をかかれるか…」と「疑心暗鬼」の病魔に取り付かれつつある小泉とその一派には、山本ピン太や世耕ナニガシ、刺客となった小泉チルドレン・・・のようなアブクのような小物だけしかいなくなったということだ。郵政民営化法案に無所属ではただ一人反対票を投じた平沼赳夫について、「かつての首相候補も今は孤立無援…」と皮肉る新聞もあったが、孤立無援なのは、逆に「わが世の春」を謳歌しているはずの小泉と小泉一派であろう。言い換えれば、安倍さんにも見捨てられた小泉と小泉一派の今後の動向から目が離せない、というわけだ。安倍と平沼が手を組み、小泉・竹中一派に対抗する可能性が・・・(???)。等と書くと、さっそく小泉親衛隊・秘密情報部隊が動き出すかもね。






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