文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

民主党新代表に前原誠司。

 意外な展開だが、これがベストなのかもしれない。それにしても小沢一郎の立候補辞退は不可解だ。やはり小沢一郎も、その「豪腕イメージ」とは反対に石原慎太郎と同様に「小心」なのかもしれない。にもかかわらず、石原慎太郎小沢一郎に期待せざるをえないところに、日本の悲劇があるのかもしれない。石原や小沢を除外した「政界再編」というものを考えなければならない、と思う。石原や小沢を頼りにした政界再編の夢は、常に不発に終わらざるをえないだろう。しかし、いずれにしろ、僕は、コイズミ自民党よりも、前原民主党に期待するし、期待せざるを得ない。僕の期待する枝野幸男あたりが、前面に出て行けば、幼稚園児なみのドシロート政治集団にすぎないコイズミ自民党とは、十二分に対抗できるはずである。それにしても、今頃、わかったような顔をして惨敗した民主党への批判を展開する自称・政治学者って、笑わせるよなあ。「反小泉で自縄自縛に陥った民主党」だってさ…(「産経新聞」2005/9/17「正論」)。民主党が「反小泉」で突っ走るのは当然だろう。まさか、民主党に「親小泉」にでもなれ、と言いたいのか。そもそもこんな寝惚けた民主党批判を書いている桜田淳って、「小泉構造改革」を支持して、自民党執行部に擦り寄っていた「小泉シンパ」だろう。勝ち過ぎて、すっかりアフマチュア集団と化したコイズミ自民党の将来の心配でもしていた方が、政治学者らしいというものだ。惨敗した民主党の敗因を、「反小泉」路線や、自民党の標語「改革を止めるな」と民主党の標語「日本を、あきらめないで」が醸し出す「政治的ダイナミズム」の差異にもとめるあたり、素人以下の政治的センスというしかない。


民主党新代表に前原誠司

 民主党代表選が17日行われ、前原誠司「次の内閣」防衛担当(43)が、菅直人・前代表(58)を破り、初めて代表に選出された。

 同党所属の国会議員が投票し、前原氏が96、菅氏が94票だった。
(読売新聞) - 9月17日16時7分更新

民主新代表に前原氏

 民主党は17日、新たな代表を選ぶ両院議員総会を都内のホテルで開き、所属国会議員の投票の結果、前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)が菅直人前代表(58)を破り代表に決まった。前原氏96票、菅氏94票の2票差だった。代表選はベテランと若手・中堅議員の世代間対決となったが、前原氏の清新さが買われた。任期は辞任した岡田克也氏の残任期間の来年9月まで。
 前原氏はただちに幹事長など党役員人事に着手。代表選で生じた党内の亀裂を修復し挙党態勢を構築、衆院選惨敗を受けた党再生への取り組みが課題となる。


[共同ニュース 09月17日(土)]
( 2005-09-17-16:19 )




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