文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「メディア戦略」なんて「言論統制、言論弾圧」ってことだよなー。小泉自民党は、選挙には勝ったけれど…。後は、どーすんのよ。えっ? 何もすることない。「後は野となれヤマトなれ。」(笑)

世耕ナニガシが、何か「自民大勝」の功労者みたいな顔をしてテレビにいつもの「馬鹿ヅラ」をさらしていたが、コイツがやっていることは、政治でもなんでもないだろう。利権と恐喝によるダマシと洗脳のテクニック指南だけだろう。「メディア戦略」という言葉の裏に、恐怖政治とも言うべき、小泉執行部の言論統制言論弾圧作戦があることは自明だろう。泡沫候補に過ぎなかった「刺客ババア」たちが、地方の選挙区で予想外に大量得票したということは、何を意味しているのか。全面的に否定するつもりはないが、いくらなんでも、「メディア戦略の勝利」なんてもんじゃないだろう。地方県連や地元業界関係者を利権と恐喝をちらつかせながら「締め上げた」ということだろうが。いわゆる、ブログや「②ちゃんねる」などで暗躍している「小泉マンセー」グループにも、コイツ(世耕ナニガシ)がからんでいるんじゃないのか。今回の選挙では、コイツらの動きが表面に炙り出されてきただけでも、まずはよかったんじゃないか。これから世耕ナニガシ、山本ピン太のような、「中味なし」「脳なし」の「小泉・自民党・カラオケ一座」(親衛隊?)の動きを監視しておくべきだろう。それにしても新聞記者って勉強不足だよなあ。こんな記事を、今頃、大真面目に書いてどーすんのよ。新聞記者も、エリートかなんか知らないが、思想も節操もなく売春婦みたいな「刺客ババア」の尻を追い回したり、小泉自民党の「パシリ」ばかりやってないで、もつと勉強して、彼ら、「小泉チョーセン顔総裁」(笑)の「取り巻き」のチンピラ政治家たちの「ネット犯罪」(権力の犯罪)の「疑惑」でも追及してみろよ…と言っておきたいね。まるで、自民党小泉一派の「広報部」(??)だね、コレ (↓↓↓) 。

選挙:衆院選 自民圧勝/埋没した民主 勝敗分けたメディア戦
 自民党の圧勝で終わった衆院選は、郵政民営化法案の参院否決、自民党内の造反劇、「刺客」騒動と劇場型の展開を見せ、メディアの注目度も極めて高かった。特にテレビでは連日、情報番組やワイドショーが注目候補の動向を追いかけた。今回初めてPR会社を起用して選挙戦に臨んだ自民党は、イメージを重視するきめ細かいメディア戦略で、民主党など野党を圧倒した形だ。【メディア取材班】

 ◆自民圧勝

 ◇専門チームが指揮

 投開票日を前にした8日深夜、自民党本部4階の一室に竹中平蔵郵政民営化担当相、党広報本部長代理の世耕弘成参院議員、小林温参院議員が顔をそろえた。9日夕方の民放テレビのニュース番組の討論会に小林氏が出席するため、急きょ竹中氏が年金問題についてレクチャーすることになったのだ。民主党がこのところの討論会で使っている年金問題の「突っ込みパターン」を世耕氏が示し、竹中氏がパネルを用意して、それを「論破」する方法を伝授した。

 自民党は今回の選挙で、「コミュニケーション戦略チーム」を初めて設立した。中心になった世耕氏は元NTT広報課長。「これまでの選挙は、ポスターはポスター、マニフェスト政権公約)はマニフェストと、縦割りでバラバラ。テレビに出る政治家も勝手に話していた。チームは、これらを有機的に結びつけた」と話す。

 チームは党職員を中心に約15人。宣伝、遊説、政務調査、幹事長室など選挙に関するあらゆる担当スタッフが選挙期間中、毎日午前10時に一堂に会し、選挙対策を検討した。遊説での主張内容をどう展開するかや、テレビでのアピールの仕方、党幹部の応援先の選定など内容は多岐にわたった。世耕氏は、党が公募した候補者選考も担当し、候補者選びからの一貫した体制が取られた。

 チームの会議には、自民党が今年1月、広報改革のために初めて契約を結んだ東京のPR会社の社員も出席した。社員は、新聞記事を切り分けて傾向を分析するほか、全テレビ局のワイドショーなどを丹念にモニター(視聴)し、コメンテーターや野党議員が話した内容をまとめ、毎朝の会議で報告した。「相手の動きを読んで即応するのに役立った」(世耕氏)という。




 選挙戦中盤、民主党がテレビのトーク番組などで「自民党年金問題について何も言っていない」と集中的に攻撃し始めたことがあった。報告を聞いた戦略チームは、すぐに切り返しの抗弁を考え、反論のペーパーをまとめた。武部勤幹事長ら幹部の了承を取ったうえで、テレビに出演する議員や候補者には直接、説明した。他の候補者にはファクスで一斉に流したという。従来、候補者に党本部から連絡することはほとんどなかった。

 ◇「刺客」攻撃に対抗

 郵政民営化法案反対候補に対して自民党が差し向けた公認候補を指す「刺客」。自民党はこの言葉に敏感に反応した。戦略チームは8月28日、報道各社に「刺客」という言葉を使用しないように文書で要請した。「暗殺者を意味する言葉で、候補者の呼び名としてはふさわしくない」「ネガティブなイメージがあり、イメージダウンになる」などを理由を挙げた。

 選挙戦の最中、「刺客」と呼ばれた女性候補のスキャンダルが週刊誌に報じられたことがあった。この対応も戦略チームが当たり、候補者本人から事情を聴いたうえで対策を検討。党幹部の了承を得たうえで「報道は選挙妨害の恐れはあるが、選挙戦の最中は候補者はノーコメントで通す」との方針を決定し、候補者を含め関係者に徹底した。

 ◇「首相の個性が強烈」

 自民党の勝因は、争点を郵政民営化に絞り、批判されてもぶれなかった小泉純一郎首相の姿勢そのものという見方が党内に強い。自民党山本一太参院議員は「小泉首相という役者をどう引き立たせるかが、メディア戦略の最大の狙い。役者の個性が野党とは全然違う。そばにいてそう思った。首相の個性が圧倒的に強かった」と話す。

 自民党の圧勝ぶりが明らかになっていった11日夜、小泉首相はフジテレビを筆頭に、分刻みのスケジュールに従ってテレビ局の番組に出演し、インタビューに答えた。しかし、新聞を含む報道各社の正式会見に臨んだのは翌12日午後。テレビ重視のメディア戦略を象徴するシーンだった。

 東京キー局の人気ワイドショーを担当するプロデューサーによると、公示前、あるテレビ番組制作プロダクションから「政策中心の討論番組に竹中さんを出演させたら面白いのではないか。さらに安倍(晋三幹事長代理)さんもアレンジできます」と持ちかけてきた。断ったプロデューサーは「こんなことは初めて」と政治家の出演売り込みが激しかった実態を明かし、「うちは政治家のバランスを考えて、最終的に私たち番組スタッフが決めて出演交渉している」と説明する。

 世耕氏は「テレビ局へこちらから積極的に働きかけたことはない。ただし、出演要請があれば、民主党など野党側の出演メンバーを聞き、テレビ局側の要求する幹部を出すべきか否かなどの駆け引きはした」と、出演者をめぐって綱引きがあったことは認めた。




 ◆埋没した民主

 ◇「政策が伝わらず」

 「ここ一両日の報道ぶりには自民党内の報道が多く、偏りが見受けられる。公正・中立な報道をお願い申し上げる」。郵政民営化法案に反対した自民党造反議員の動きが大きく報道されていた8月9日、民主党は報道各社に文書を配布し、注意を促した。

 平野博文幹事長代理は「メディアの選挙結果への影響は大きい。討論番組やワイドショーなどで自民党議員が民主党批判をしても、こちらが出演していないため反論できない事態も起きた。新聞を含めて民主党の露出が減り、我慢できる限界を超えた」と文書配布の理由を説明する。要請後のテレビ報道は、民主党の動きも併せて放送されるようになったという。

================中略==============

 今回の自民党のメディア戦略を民主党はどう見ているのか。岡田克也代表は12日未明の記者会見で「我々がいくら政策を出してもメディアにうまく乗らず、伝わらなかった。刺客騒動とか新党のことに報道が集中した。そういうことがあっても我々の政策が有権者に届くような手法を持っていなくてはならないと思う。繰り言のようになってしまうが、選挙時におけるメディアのあり方は第三者が分析すべきテーマだ。民主主義にとって好ましいことではなかった」と悔しさをにじませた。

(以下略)

毎日新聞 2005年9月13日 東京朝刊






↑↑↑
世耕ナニガシの「メディア戦略」に、なんとなく、
「クサイよなあー」
と感じた人は、ここをクリックしてね。

コメントは、アラシ対策のため、メールで…お願いします。