文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

貴乃花から猪瀬直樹へ…「テレビ男」の主役交代。


貴乃花から猪瀬直樹へ…???

貴乃花から猪瀬め直樹へ。何、それ? と思う人もいるかもしれないが、この問いには答えがある。それは、「テレビ出まくり男」の主役交代という答えである。最近、貴乃花が「テレビはしご」をやらなくなってつまらないなあ…、と思っていたら、ちゃんと代役がいるではないか。久しぶりにニュースでも見ようと思ってチャンネルをひねると、さかんにモミ手をしながら、にこやかにご高説を垂れる先生が映っている。「こんな顔、二度と見たくないよ」と思ってテレビを消し、しばらくして次のチャンネルをひねると、またまた先生の顔がアップで映っている。貴乃花のことではない。テレビ局もたいしたものである。貴乃花が消えたら、さっそく代役を用意する。まことに見上げたものであるが、そのモミ手の先生とは、言うまでもなく「『道路公団民営化』委員」とやらの猪瀬直樹センセイである。しかも、このセンセイ、貴乃花と同じで言うこともまったく毎回同じ。実に「テレビ慣れ」したその立居振る舞いに驚愕。時々、適当にしかめっ面をするかと思うと、苦みばしったニコニコ顔で、番組のキャスターに話しかける。どっちが司会者かわからない。数枚のフリップなども用意して、蓼科かどこかの道路公団の保養所建設で5億円だか10億円だかが使途不明だとかなんとか、地元の建設業者のインタビューなどを織り交ぜながら、ひとりで喚いている。いや、ボソボソとつぶやいている。たかが5億円程度の使途不明金で、政局が風雲急を告げるこんな大事な時期のニュースの時間に、番組ジャックをするなよ・・・、おまえは「二代目・つぶやき・しろう」か、と言いたくなるが、まあ、ここは我慢してご高説を拝聴するこにしよう。猪瀬直樹センセイにとっても今は生きるか死ぬかの瀬戸際なのだろうから。テレビに出なくなったら、即、消される運命なんだから。いずれにしろ、猪瀬直樹センセイの話は、いつもセコイ話ばかりでウンザリする。使途不明金だ…、税金の無駄遣いだ…、経費節約のススメだ…。要するに、猪瀬直樹センセイが夢中になっている話は、三流ジャーナリスト(別名、ブラック・ジャーナリスト)特有の汚職、悪徳役人、悪徳業者批判のキャンペーン程度の話ばかり。とても政府のナントカ委員会の委員として、天下国家を論ずるような人にふさわしい話ではない。いずれも、いつの時代にも、どこの社会にも、よくある実にありふれた平凡な話ばかりである。それが構造改革なんぞですべて解消され、世間に平和がやっていくる・・・なんて話、あるわけがない。もしそうなったら、それこそ地獄だろうね。その程度のことは幼稚園児にもわかる話だろうに。しかし、猪瀬直樹センセイ、どうしてもここは引けないのだろう。「テレビ男」に徹するしかない。おそらく、猪瀬直樹の命運も、小泉内閣と同様に、後、数ヶ月だろうから。死を予感した人間のやることは、われわれ凡人の予測をはるかに超えている。猪瀬直樹センセイ、次は何をやってくれますか。それにしても、自称作家の猪瀬直樹センセイ、作家活動を犠牲にして…(爆笑)、日本国と日本国民のために、いつもいつも、ご苦労なことです。





猪瀬直樹アホ・バカ・マヌケ説…に賛成の人は、ここをクリック!!