文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

■尼崎列車脱線事故は、事故かテロか?

先日の尼崎列車脱線事故は、たまたま朝のテレビをつけていたために事故発生直後から現場中継を見ることができた。当初は死者二名ということだったのでたいしたことはないとおもっていたが、今日現在で100名を越す大事故に発展しているようだ。事故原因については、当初はワゴン車との衝突による脱線という説が有力だった。しかし直前の駅でのオーバーランや異常なスピード運転の事実を乗客がはなすのを聞いて僕は、これは運転手の個人的な精神性の問題だろうと直感した。が、不思議なことは、JR側が執拗にワゴン車との衝突や置き石原因論固執していたことである。何かを隠そうとしていることは明らかだった。いった何を隠さなければならないのか。その後、すべての原因がJR側の過酷な社員教育(日勤教育)にあるかのような議論が横行しているが、僕はこれも怪しいと思う。命に関わる仕事なら過酷な訓練や厳しい社員教育など当然のことではないか。それについていけない者はやめればいいのだ。たびたびミスを犯していたらしい若い運転手の精神の問題こそ重要であろう。僕はすぐに逆噴射パイロット事件を思い出した。また一説によると、現場の線路上に黒服の男がいたとか、ワゴン車の男は実は在日だったとかいう話だが、いずれの話も、JR批判の嵐の中で消し去られようとしている。またわかりやすい解釈の横行が、何かを押し隠そうとしているのではないか。いずれにしろ、民営化、民営化と小泉周辺はさわいでいるが、無原則な民営化の結末とはこんなものだろう。