文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

■小泉もバカだが田中眞紀子はもっとバカだ。


田中眞紀子氏が、中国国内で頻発している半ば政府公認の反日暴動に関連して、小泉総理が意地をはっていつまでも靖国参拝を続けるからこういうことになる、と小泉総理を激しく批判したそうである。全く開いた口がふさがらない、とはこういうことを言うのだろう。田中氏はいっぱしの国際通のつもりかもしれないが、実体は中国政府からの田中一家への接待外交ですっかり洗脳され、のぼせあがってしまった結果にすぎない。みじめである。小泉総理の言動も稚拙だが、田中眞紀子の場合は稚拙なんてものではない。小沢一郎は田中氏に期待しているらしいが、こういう人たちしかいない日本の政治は、依然としてお先真っ暗である。

■*p2*フジテレビ/ライブドア買収問題がライブドアの戦線撤退と業務提携でほぼ決着か。

ソフトバンクの参戦によって窮地に追い込まれたライブドアが、とうとう業務提携という口実をタテマエとして戦線から離脱することになったようだが、これは明らかにライブドア側の全面敗北であり戦線からの撤退と考えていい。ニッポン放送株をほぼ全株フジテレビに買い取ってもらうことによる何億円かの売買利益があるらしいが、それは問題の本質ではないだろう。業務提携という問題も実質的には中身はゼロに等しいだろう。虎の子のニッポン放送株を手放すこと自体がライブドアの敗北である。しかしこの騒動そのものが無意味だったわけではない。ホリエモンやネットの存在を甘くみていた古典的文化人、ジャーナリスト、経営者たちが馬脚を現したという事実は長く記憶してよいだろう。特に財部誠一堀紘一榊原英資など、知ったかぶりの経済ジャーナリストのインチキな正体をあばきだした功績は小さくない。中国ビジネスとゴーン革命と小泉革命を喧伝してきた財部誠一のインチキぶりを天下にさらした功績は貴重だ。