文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

■日記再開宣言。今年もよろしくお願いします。



長いこと休んでいた日記をそろそろ再開したいと思う。日記というものは一日休むと際限なく休むということになりそうだ。ここらで心機一転して再開しないとまずいことになりそうである。ところで、すでに今年も一月は終わろうとしている。その間に小生の身辺にもいろいろなことがあったが、日本や日本を取り巻く国際情勢にもいろいろな変化があったようだ。それらのすべてに興味があるわけではないが、書いておかなければならないことも少なくなかった。たとえば、日亜化学中村修二氏との間で繰り広げられていた「青色発光ダイオード裁判」の和解決着という予想外の「事件」があった。小生は、どちらかと言えば、日亜化学の立場からこの問題を追及してきた。つまり、マスコミ関係では例外的に、かなりきわどい「中村修二批判」を展開してきた。小生は、日亜化学から得たデータをもとに、中村は「産業スパイ」ではないか、という言葉まで使って中村批判を繰り返した。それに対して国内からはもとより、国外からも、ウイルス攻撃を始め、いろいろな嫌がらせや批判を受けてきたが、裁判そのものは、小生の予想通り、日亜化学の「逆転勝利」に終わったようだ。マスコミは、裁判官が社会防衛的な意図から、「特許制度」や「発明の対価」の問題をうやむやにしたまま、強引に和解に持ち込んだと解釈しているようだが、明らかに勉強不足である。なぜ、一審判決後には意気揚々と勝利宣言までした中村弁護団が、原告がこの和解は全面敗北だと不満をぶちまけているにもかかわらず、屈辱的な和解に応じたのか。いや、応じざるをえなかったのか。問題はそこにあるのだ。実は、小生は、この問題について、「産経新聞」から原稿依頼を受けたので、かなりくわしく書いた。詳細は、2月8日の産経新聞文化欄に掲載される予定だからそちらをお読みいただきたい。