文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小池百合子は「本気」だ。久しぶりに政治家の「気概」を見た。同じように、「ダッカ事件」の実行犯たちも「本気」だった。彼等も「崖から飛び降りた」のである。彼等を単なる「犯罪者」と見るのは短絡的すぎる。日本の政治家にも思想家や言論人にも「本気度」が欠如している。日本沈没の原因と根拠はここにある。

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結果はどうであれ、政治家は、どうあるべきかの見本である。「ネット右翼議員」や「チャラオ議員」ばかりの中で、「小池の決断」に感動した。日本の政治が大きく変わるかもしれない。自民党が除名するかもと思っていたが、逆に自民党内の石破グループが「小池支援」にまわるという情報もある。自民党は、選挙に勝った暁には、分裂するかもしれない。


「本気」という事で言えば、バングラデシュダッカのテロ事件である。テロ実行犯たちは、明らかに「本気」だった。つまり思想的な確信犯だった。彼等を単なる犯罪者と見ようとする欧米や日本のマスコミやジャーナリズム、あるいは学者や思想家たちには、この「本気度」が欠如している。自分たちに「本気度」が欠如しているから、相手の「本気度」も見えないのだ。


テロ事件の実行犯たちの思想的背景には、イスラム教過激派の問題がある。「イスラム国」だけの問題ではない。「イスラム国」を潰せば、問題は解決すると思うのは、短絡的すぎる。安倍首相は「テロとの戦い」を明言し、ある意味では、「イスラム国」や「イスラム教過激派」に宣戦布告した。


日本も「戦時下」にあるということだ。すでに戦争は始まっているのだ。その自覚が、安倍首相にも日本国民にもない。「本気」「気概」というものを失っているからだろう。言い換えれば、我が国では、様々な思想や哲学がにぎやかに飛び交っているが、その思想や哲学が「土着化」「存在論化」「内在化」していないということだ。


日本が衰退=破滅=沈没へ向かうはずである。
(続く)



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バングラテロ>若者ら150人失踪 過激派、予備軍勧誘か
毎日新聞 7月7日 21時31分配信




 【ダッカ岩佐淳士、金子淳】バングラデシュの首都ダッカで日本人7人が犠牲になった人質テロ事件が起きてから8日で1週間となる。イスラム過激派メンバーとみられる実行役の容疑者らは有名私大などで学んでいた若者たちで、数カ月以上前に行方不明となっていた。バングラ国内では失踪した若者が150人以上いるとされ、「テロリスト予備軍」として一部は過激派に勧誘された疑いもある。過激思想の広がりに脅威が強まるなか、7日には中部ショラキアで爆発事件が発生、3人が犠牲となった。



 捜査当局が実行役と断定したのは6人。5人は治安部隊が突入した際に射殺され、1人は逮捕された。実行グループの多くは裕福な家庭で育ち、学歴も高かった。彼らは現場のレストランで「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、銃を乱射。リーダー格のニブラス・イスラム容疑者(24)はインターネットでイスラム過激派リーダーの発言を常時チェックするなど、過激思想に染まっていた。


 警察は4日、突入作戦時には人質側にいた元大学講師、ハスナット・カリム容疑者を逮捕。若者たちを過激派組織に勧誘した「指導者」とみて調べている。カリム容疑者はイスラム容疑者が通っていた有名私大の講師だった。


 バングラでは大学生や高校生など20代前後の若者をターゲットに、過激派組織が勧誘活動を活発化させていると言われる。地元メディアによると、国内で150人以上の若者が行方不明となっており、中東などで過激派組織に加わっているのではないかとの見方も出ている。


 ダッカ市内に住む男性(43)は「数年前、バイクに乗った男がモスク(イスラム教礼拝堂)付近で地元の若者を集めていた」と話す。そこにいた2人が後に過激派による殺人事件で逮捕されたという。


 バングラ政府は過激派や反体制派の取り締まりを強化し、先月に1万1000人以上を逮捕。カーン内相は取材に「この半年間で過激派の摘発に力を入れ、90%は拘束した」と強調する。一方、こうした強硬姿勢が反発を生みテロを招いたとの指摘もある。

 
事件の背後組織について、バングラ当局は、犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)の関与を否定し、国内のイスラム過激派組織「ジャマトル・ムジャヒディン・バングラデシュ」(JMB)だと指摘する。だが、イスラム容疑者の友人は取材に容疑者から「ISに入った」と打ち明けられたと証言。JMB自体がIS系の組織であるとの指摘もあり、ISが何らかの形で関与した疑いは強い。


 ISは人質事件後にバングラで新たなテロを予告する動画を公開。バングラ人とみられる3人が、テロは「お前たちが負けるまで繰り返される」と訴えた。3人は元歯科医らや名門大の元学生とみられている。


 バングラは7日、ラマダン(イスラム教の断食月)明けの祝祭を迎えた。同日朝、中部ショラキアの学校前を銃やなたで武装した若者たちが襲撃。地元メディアなどによると、警官や女性ら少なくとも3人が死亡、14人が負傷した。近くでは礼拝が行われ、国内最大規模の30万人が集まっていた。現時点でイスラム過激派などによる犯行声明は出ていない。




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イタリア人を標的か 人質、時間かけ惨殺
最終更新: 7月8日 9時33分
毎日新聞


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小池氏の都知事選、石破グループ支援も!「五輪利権追求」に賛同




 都知事選への出馬を表明した小池百合子氏に対し、自民党石破茂地方創生担当相(59)のグループに所属する若手国会議員らが支援する動きがあることが7日、自民党関係者への取材で分かった。小池氏は、2012年9月の党総裁選で石破氏を支援していた。今後、小池氏を推す議員や一部官僚らが政策作りにも加わるとみられ、自民党分裂選挙がさらに現実味を帯びてきた。

 支援が広がった背景には、小池氏が6日の出馬会見で発表した公約がある。自民党内部では当初、小池氏の根回しがない出馬会見に、戸惑いの声が広がっていたが、公約で「五輪利権の追及」を打ち出したことで賛同の声が徐々に拡大しているという。東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長(78)や都議団幹部らを“既得権益”と位置づけ、「都知事選でも小池氏を推すべき」との声もあるという。

 党の推薦を待たずに出馬表明してから一夜明けたこの日、小池氏は参院選東京選挙区の自民党現職の中川雅治氏(69)の応援に駆け付けた。会見では自民党都議団を痛烈に批判したが国政では党の候補者を応援。ピンク色のスーツ姿で「最近お騒がせしておりますが、東京が良くなればとの思い。ご理解下さい」と時折、笑顔を交え話していた。



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