文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

北海道補選は、何故、負けたのか?


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最初の「野党統一候補」の選挙ということで 、期待もあったが、しかし不安もあった。その不安の一つは、あまりにも単純素朴なイデオロギー的な「左翼体質全開」の選挙戦略であった。私は「野党統一候補」「野党連合」「国民連合政府構想」に反対ではない。しかし、私は、民進党中心の「似非左翼主義」には反対である。



共産党だけではなく小沢一郎亀井静香等をも巻き込むだけの懐の深い度量のある政治家や政党でなければ、選挙に勝てるわけがない。共産党を批判したり、小沢一郎等を排除したりしようとすれば、「野党統一候補」への期待もしぼむのは当然である。



共産党志位和夫小沢一郎等が作り上げた「野党統一候補」戦略ではないか。選挙戦終盤で、「小沢一郎排除」を公言する耄碌議員=野田某等も駆け付け、応援演説をしたようだが、足を引っ張っただけだろう。野田某やそれに類する「似非左翼主義」が残存している限り、選挙には勝てない、ということがわかっただけでも、いい選挙だったと思う。


さて、北海道補選の選挙結果を見て、次の参議院選やダブル選挙(?)で、野党統一候補のまえで、自民党議員が次々と敗れる「自民大敗」の可能性が、現実味を帯びてきた、と考える人も少なくないだろう。



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衆参W選挙 全選挙区の当落「衝撃データ」を公開する!自民大敗65議席減(225議席)民進74議席増(169議席)
2016年04月19日(火)
週刊現代




〔PHOTO〕gettyimages
自民は前回の「接戦」選挙区で次々敗退、「民進党+共産党」の野党連合は思わぬ勝利を手にすることに。育休議員の妻・金子恵美、松島みどり、佐藤ゆかり堀井学平井卓也、石原宏高らはみんな落ちる。

政界の情勢は春の空模様よりも変わりやすい。3年あまり盤石を誇った安倍政権でさえ、ひとたび風向きが変わればひとたまりもない。想定外の事態に、総理はどう決断するのか。          

                     「週刊現代」2016年4月23号より

異変が起き始めた

「消費税増税慎重派の議連『アベノミクスを成功させる会』の会合が、4月6日に開かれた。安倍総理にも直接『開催OK』をもらったらしいから、総理は増税先送りの流れを作りたいんでしょう。そうなれば、必然的にダブル選、ということになる」(自民党中堅衆院議員)

「私は、ダブル選はないと思うなあ。今の状況では勝てるかどうか分からない。それに、やれば参議院の連中は得をするけど、衆院議員からしたら、なんで今、わざわざ選挙なんだという気分ですよ」(自民党ベテラン衆院議員)

消費税を上げるか上げないか。そして、「衆参ダブル選挙」をやるのか、やらないのか。永田町の議員のみならず全国民が、安倍総理の真意を知ろうと、その言動を固唾を飲んで見守っている。

だが、冒頭で紹介した通り、当の自民党内部でも見方はバラバラだ。

当然である。ギリギリまでのらりくらりとかわし、野党と国民を煙に巻いておいて、一気にちゃぶ台をひっくり返すことこそが、安倍総理の真の狙いなのだから。

政治家の中でただ一人、総理だけが持つ「伝家の宝刀」。それが、衆議院の解散権だ。この刀は、総理以外の全員が「ええっ、どうして今!?」と度胆を抜かれるタイミングで抜き放ってこそ、最大の威力を発揮する。
(続く)


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(「月刊日本」5月号には「佐藤優山崎行太郎ー連続対談第4弾「『保育園落ちた日本死ね』の衝撃」も掲載されています。)



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