文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「沖縄」と「スコットランド」と「カタルーニャ」の共通性と差異性。

井川一久は、沖縄問題に関しては外間守善(法政大教授)と交流があり、それを得意げに自慢しているが、外間守善から何を学んだのか?「井川一久」という耄碌老人の売名行為に協力するつもりはない。だから、井川一久の文章は引用しない。さて、「独立論」という観点から、私が、柄谷行人の主張を参考にしながら、沖縄とスコットランドを比較したことに、井川は怒り、批判・罵倒している。スコットランドと沖縄は全く違う、というのだ。スコットランドが民族独立の問題で揺れ動いているとしても、沖縄には、「異民族ではない」のだから、独立問題はないというわけだろう。井川一久が師匠と仰ぐ「外間守善(法政大学教授)」等の沖縄学には、「琉球=沖縄独立問題」という問題意識はなかったのだろう。スコットランドには「民族独立問題」はあるが、沖縄には「民族独立問題」はない、というわけだ。井川一久の「沖縄認識」は古すぎる。伊波普猷外間守善等の「日琉同祖論」のままである。しかも、柄谷行人を、わざわざ「マルクス主義哲学者」と呼んでいる。井川一久が、まともに本を読んでいないことは、明らかである。柄谷行人を読んだことがあれば、柄谷行人を「 マルクス主義哲学者」とは呼ばない。マルクスマルクス主義の差異にこだわるのが柄谷行人の哲学であり文学である。もちろん、井川が、柄谷行人の本を一行も読んでいないことは、ミエミエである。井川は、若い頃の「現地取材主義」を自慢・尊重するあまり、資料や文献など、文字資料を読んでいない。すべて耳学問である。そこには、日本の「戦場ジャーナリスト」らしい単純素朴な、貧しい「現場主義」と、朝日新聞記者という「親方日の丸」的な上からの目線の思考の知的貧困、錯覚、欺瞞、思想的劣化があると言わなければならないー。



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