文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

産経新聞の「安保法案反対デモ論」の思想的レベル?

dokuhebiniki2015-09-18


">人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ


産経新聞が、デモ参加者は一般市民ではなく、共産党支持者や民主党支持者がほとんどだと主張しているらしい。「12万人」(?)もの民衆が国会を取り囲んだ「安保法案反対デモ」を、一般市民のデモと認めたくないらしい。思想家の柄谷行人は、「デモのある社会」を、議会制民主主義の欠陥をおぎなうものとして、思想的にデモそのものを擁護しているが、これは産経新聞のデモ批判と大きく異なる。いずれにしろ、ジャーナリズムの精神を放棄し、植民地政権=安倍政権の応援団に堕落した植民地新聞=産経新聞の「無知蒙昧」が目立つ。産経新聞は、思想的仲間である「ネット右翼デモ」や「ヘイトスピーチ・デモ」も否定するのだろうか?それにしても、産経新聞のデモ論は、あの武藤貴也議員や作家・百田尚樹ホリエモン、橋下大阪市長・等の「デモ論」以下の幼稚=稚拙なものである。それにしても、自分たちの意見や主張は、論理的に絶対正しく、反対側の意見や主張は、論理的根拠のない妄想・妄信であり、洗脳されていると、思い込んでいる。どっちもどっちだと思うが、意見や主張の多様性を認めることが出来ず、「われわれだけが絶対正しい」と思い込むことこそ形而上学であり、妄想だと思う。(続く)




人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ


FNN世論調査で分かった安保反対集会の実像 「一般市民による集会」というよりは…
2015.9.14 20:21
ツィートするFacebookでシェアするLINEで送る
安保法案に反対し、国会正門前の道路を埋め尽くす大勢の人たち=30日午後(共同通信社ヘリから)1/1枚
 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した合同世論調査によると、国会周辺など各地で行われている安全保障関連法案に反対する集会に参加した経験がある人は3.4%にとどまった。共産、社民、民主、生活各党など廃案を訴える政党の支持者が7割を超えた。最近注目を集める反対集会だが、今回の調査からは、「一般市民による」というよりも「特定政党の支持層による」集会という実像が浮かび上がる。

 集会への参加経験者の41.1%は共産支持者で、14.7%が社民、11.7%が民主、5.8%が生活支持層で、参加者の73.5%が4党の支持層だった。

 集会に参加したことがない人は96.6%で、このうち今後参加したい人は18.3%、参加したいと思わない人は79.3%だった。

 「今後参加したい人」が各政党支持層に占める割合を見ると、高い順に生活44.4%、共産42.5%、民主41.1%、社民28.5%。特定の政党支持者の参加意欲が目立った。

 参加経験者を年代別に見ると、最も高いのは60代以上の52.9%で、40代の20.5%、50代の14.7%が続いた。20代は2.9%で、20代全体に占める参加経験者の割合は0.8%にとどまった。各年代での「今後参加したい人」の割合を見ても、60代以上の23.9%がトップ。20代も15.5%だったが、「60年安保」や「70年安保」闘争を経験した世代の参加率、参加意欲が高いようだ。

 市民団体「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」が主催して8月30日に国会周辺で行われた集会は「一般市民の怒り」を前面に出し、党派性を薄めた印象を与えた。だが、共産、社民、民主各党などの支持層が中核を担っていることが調査結果からうかがえる。

 この市民団体は9月14日夜も国会周辺で集会を開き、民主党岡田克也代表、共産党志位和夫委員長ら野党幹部が出席した。岡田氏は“支持者”に向け、「野党が協力しながら廃案に追い込んでいく」と訴えた。

堀江 貴文
SNS K.K Founder


なんで私がこれだけ彼らの行動をしつこくdisるのか、それはこういう小さい動きから国全体が間違った方向に導かれる事が多いからだ。
幾つか論点があって一つは今回の安全保障法案は戦争法案ではないし徴兵制に向かうものでもないし積極的に戦争を仕掛けようというものではない。
特にアメリカという同盟国に依存してきた人命を伴う安全保障にかかわる任務を日本も分担するという事。
つまりアメリカ人が死ぬのか日本人が死ぬのかって事で、それってアメリカ人だったらいいの?そうじゃなくて応分の分担は必要だよねって事だ。
それを戦争法案っていうのは幾ら何でも言い過ぎだ。確かに法案成立のプロセスは強引だが、いまデモに来てる人たちを100%納得させるためには 憲法改正が必要になるがその時の反発はこのレベルでは済まない。だからこれまでやってきた通り憲法を都合よく解釈する事で成立させようとしてるだけだ。
反対派の論理で言えば自衛隊だって違憲になる。極端な意見だ。そして、デモに参加してる人たちの多くは法案を理解せず本気で戦争になると思って 参加してる雰囲気に流される人達だ。こういうひとは得てして例えば戦争になったら戦争を煽る方向に行ったりする。戦争中は朝日新聞だって 戦争を礼賛していたよね。論理的に間違っている事を盲信して雰囲気に流されて体が動いてしまうひとは私は危険だと思う。だからしつこく否定する。

人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ (続きは、「文学や哲学を知らずして政治や経済、軍事をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎』、思想家・山崎行太郎すべてが分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html