安倍晋三と桜井よしこと西修。
安倍政権の問題は、安倍晋三を支援する保守系文化人たちの思想的レベルの低さにある。私は、「憲法改正」そのものに闇雲に反対するものではないが、「桜井よしこ」等が先導する形での「憲法改正」には大反対である。安倍首相の「改憲論」は、櫻井よしこ等の「改憲論」や「改憲市民集会」と連動している。
安倍首相は、桜井よしこの文庫本『日本の覚悟』なる本の巻末解説を書いていて、そこで「桜井よしこ」を絶賛している。書評として書いたものの再録らしいが、いずれにしろ、安倍晋三の頭の程度が知れるというものだ。
安倍晋三は、百田尚樹の『永遠の〇』をも絶賛し、雑誌で対談し、意気投合した上で対談集まで出版している。我が国の総理総裁の愛読書が、「桜井よしこ」と「百田尚樹」である。いやはや、世も末である。
桜井よしこに『憲法とはなにか』という本がある。資料として読んでみたが、そこで、桜井よしこが頻繁に紹介・引用する憲法学者が、駒沢大学(名誉)教授の西修である。西修? 菅義偉官房長官が言う、「集団的自衛権行使容認を擁護する著名な憲法学者」の一人である。
私は、憲法学者としての西修の思想的レベルについて知らないが、もちろん興味もないが、西修は、桜井よしこが理事長を務める「国家基本問題研究所」なる団体の理事を務めている。つまり、桜井よしこの仲間である。言い換えれば、桜井よしこは、西修以外の憲法学者の本は、ほとんど読んでいないのではないか?。
桜井よしこは、同書で、最近の日本人は、「自分の頭で考えない」とさかんに警告しているが、「自分の頭で考えない人」の典型が桜井よしこ自身だった、というわけだ。その桜井よしこの雑文を愛読していいるのが安倍晋三である。
(続く)
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