沖縄独立で日本は滅ぶ。
沖縄は、敗戦の直後、台湾や朝鮮とともに「独立」する可能性があった。独立できなかったのは、米軍が、戦後も、その地政学的、軍事的な戦略基地としての沖縄を重視し、手放さなかったからだろう。日本は、サンフランシスコ講和條約で、占領体制を脱し、曲がりなりにも主権回復を果たす。しかし、沖縄だけは、新たに結ばれた「(旧旧)日米安保条約」によって、米軍支配下にとどまる。
その後、長い米軍支配を脱し、基地のない沖縄を目指して、祖国復帰を果たす。だが、祖国復帰後も、沖縄の米軍基地がなくなることはなかった。逆に、沖縄は、ベトナム戦争を始めとする米国の戦争の前線基地となる。日本政府も日本国民も、それを容認している。今、沖縄の大半の人々が、「祖国復帰」は失敗だったと思い始めている、といっていいだろう。
つまり、沖縄では、独立の気運が盛り上がりつつあるということだ。沖縄独立、これは、深刻な問題である。しかし、日本政府も日本国民も、それを知らない。それを理解できない。沖縄が、日本の生命線であることを忘れている。沖縄を失えば、尖閣諸島が「我が国の固有の領土」だなどと、いっている場合ではなくなる。尖閣諸島は、どうみても、沖縄の固有の領土だからだ。
・ (続きは、「文学や哲学を知らずして政治や経済をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html