近刊予告『ネット右翼亡国論』。若い友人が立ち上げた出版社「春吉書房(はるよし・しょぼう」から『ネット右翼亡国論』なる新著を刊行予定です。『保守論壇亡国論』の続編です。ドローン少年逮捕事件と「ネット右翼亡国論」とは関係あるのか?ー。
逮捕されたというノエル君だが、その後、どうなったのか?ノエル君の方でネット配信が不可能になっているために、警察情報を垂れ流すマスコミから流れてくる「二次情報」だけが溢れているが、明らかに「情報操作」が行われていると見ていい。
その結果、いわゆる「ネット右翼」とおぼしき連中による「ノエル君バッシング」が起きているようだが、「ネット右翼」と思しき連中の思想的幼児性と権力迎合的体質を強く感じる。
「ネット右翼」は、ネット社会が生み出したのだろうが、ネット社会の出現の意味がまったく分かっていない。ネット社会の登場で、情報空間が大きく変容しつつあることと、権力構造に大きな地殻変化が起きていることなどついて、全く無知であるように見える。
双方向性メディアとしてのネット社会の登場は、一方通行メディアとしてのテレビや新聞中心のマスコミに、深刻な危機をもたらしている。これまで、情報を独占的に管理してきたマスコミは、その地位をネットに奪われようとしている。テレビや新聞を必要としていない「新人類」が大量生産されつつあるというこうとだ。
「ネット右翼」と呼ばれる連中は、マスコミや権力側から、簡単に「情報操作」されている。「ネット右翼」と呼ばれる理由だろう。もちろんホンモノの右翼でも保守でもない。「保守」や「右翼」「愛国者」「天皇主義者」・・・を演じさせられているだけだ。
「ネット右翼」による「ノエル君バッシング」も、それを象徴している。ノエル君が、今、何をやろうとしているか、あるいは、それを警察や権力側が、いかに恐れているか?というようなことが、まったく分かっていない。「逮捕=犯罪」という単細胞思考しかできない。警察に少年が逮捕されたということを、即、犯罪少年と短絡する。そして、権力やマスコミの走狗となって、「ノエル君バッシング」というわけだ。
何故、15歳の少年がい「現行犯でも「殺害予告犯」でもないのに逮捕されたのか?普段は、「少年法」とやらを縦に、厳しい言論統制、思想統制をするマスコミと警察が、あたかも「凶悪犯逮捕」か何かのように 、大さわぎして、一斉にバッシングに走るのか?
テレビにかじりついている「オバサン」たちと同じようなメディアリテラシーというしかない。「ネット右翼」は、自分たちは時代の先端を走っているつもりかもしれないが、マスコミや権力の走狗になっているにすぎない。時代の先端を走っているのは、巣鴨中学を中退し、ネット活動に命を賭ける「ノエル君」である。
昨夜は、巣鴨高校出身の「ホラー漫画家・日野日出志」さん、同じく「ホラー漫画家・犬木加奈子」さん、日大芸術学部の清水正教授らと、江古田の某所で呑んでいて、「ノエル君」の話になった。
(続く)
・ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html