文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

マンガ右翼からテレビ右翼へ。マンガ右翼=小林よしのりの時代が終わったと思っていたら、今度はテレビ右翼=櫻井よしこの時代が・・・(笑)。

dokuhebiniki2015-04-25


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テレビの影響力が落ちたと言われているが、まだまだその影響力は侮りがたい。テレ=ポリティクスという言葉もあるように、政治におけるテレビの影響力は決して小さくない。現代日本人は本は読まないが、テレビは見ている。多くの日本人が、テレビ画面を通して政治に参加している。


その結果、現代日本は、テレビ画面に頻繁に登場する電波芸者たちが「オピニオン・リーダー」を勤める時代だ。というわけで、元日本テレビのキャスターだった典型的な「テレビ右翼」=「櫻井よしこ女史」等の「受け売り憲法改正論」を徹底批判するコラムを、「週刊金曜日」に書いた。来月5日ぐらいに発売されるようだ。


私は、憲法改正そのものには反対ではない。つまり、私は、盲目的な護憲論者ではない。「憲法9条改正」にも賛成だ。憲法9条のおかげで平和だったとは思わない。「しかし、安倍首相やその仲間たちの憲法改正論を聞いていると、「こんなもんでいいのか」と絶望的気分になる。あまりにもその論理が幼稚・稚拙だからだ。つまり、単純素朴な「従米属国擁護論」だからだ。


櫻井よしこ等の憲法改正論には、「中国脅威論」を煽るだけで、「米軍支配からの脱却」というもっとも重要な「対米独立」の思想がない。要するに、米軍支配を受け入れ、つまり、米国の植民地的支配を受け入れることで、中国脅威論に立ち向かおうというわけだ。安倍首相やその仲間たちの憲法改正論は、「国家主権の回復」という元々の憲法改正の目的を忘れているというほかはない。


何故、そうなるのか?櫻井よしこ等の憲法改正論が「パクリと受け売り」のインチキ憲法改正論、つまりテレビ右翼の一夜ずけの「知ったかぶり憲法改正論」だからではないのか?


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