2015-04-14 江藤淳の「吉田茂と養子政治」を読む。今、あらためて江藤淳の「吉田茂と養子政治」を読むと、江藤淳が、いわゆる親米保守派と一線を画していたことが分かる。江藤淳の自殺は、江藤淳が「反米保守派」に転じたことと無縁ではなかったと、一部で言われていたが、あながち荒唐無稽な話でもなかったのかもしれない。江藤淳は、高坂正堯と永井陽之助に代表される「吉田ドクトリン=擁護論」「吉田ドクトリン=神話化」を厳しく批判している。 ・