文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

失敗と捏造の差異。捏造とは失敗ではない。捏造とは、自覚的な偽装工作だ。小保方博士は失敗はしたかもしれないが、捏造はしていない。おそらく、小保方博士を騙したか、罠に嵌めた人物が、近くにいる。

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STAP細胞事件」について考える。理研の発表によると、「STAP細胞はES細胞の混入したものだった」「誰かが混入したと思われるが、それが誰かははっきりしない」ということらしい。しかし、ここから、「小保方博士が犯人だ」という主張が定着しそうな情勢になって来ている。


法的責任の曖昧な、一種の、近代以前の「人民裁判」「公開処刑」「リンチ裁判」である。違和感を禁じ得ない。「疑わしきは罰せず」という近代法的原則も無視である。いつまで、こういう「リンチ裁判」が、繰り返されることになるのか?「小沢一郎裁判」を連想させるわけだが、「小保方博士事件」の真相と闇は?

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理研の研究者の1人が、Twitterにかなり怪しい記事を掲載しているのを読んだ。愕然とした。これは、素人の印象論ではない。理研内部の研究者の書いた記事だ。これは、理研内部の研究者たちの平均的な考え方ではないのか?書いたのは「中川真一」である。理工内部の関係者に一人と見ていい。中川真一は、こう書いている。

@smoltblue: 外部委員会はESを混入した人物を特定することができないという結論でしたが、11 jigen氏の指摘も合わせ、これだけの事実が積み重なっていれば、ESを混入した人物が小保方氏ではないということを示す合理的な理由は存在しない、と考えるのが妥当です。


@smoltblue: 理研の懲戒委員会が今後どのような判断を下すのかは分かりませんが、現時点において小保方氏が全く非を認めていないということは同業者として、また、一庶民として、絶対に許せません。しかし、非を認めた上で、反省し、新たに研究に取り組むのであれば、その機会は奪われるべきではないと思います。


@smoltblue: 以上、たぶんこれがSTAP事件に関するコメントの最後になると思いますが、現時点で僕自身が思っていることをまとめてみました。最後になりますが、あと、繰り返しになりますが、非を認めた人が再出発することは、何があっても妨げられてはいけないと思います。非を認めた人ならば。

「非を認めよ、そうすれば許してやる」というかなり乱暴な論理である。つまり「小保方晴子よ、捏造を認めよ、そうすれば・・・」ということだ。もちろん、「捏造を認める」ことは「犯罪を認める」ことであり、犯罪者が許されることなどえあるわけがない。そもそも、中川真一に、許す権利などない。中川真一が言っていることは、一種の「司法取引」である。近代法の原則を無視した「リンチ裁判」を容認するようなものだ。


もちろん、小保方博士は、「捏造」を認めていないという。理研の調査委員会も「小保方博士が捏造した」という決定的証拠もデータも持っていない。そもそも、「STAP細胞ES細胞だった」「誰かが混入したと」としても、小保方博士が犯人だと断定することは、法的に言うならば、越権行為でしかない。「他にも犯人の可能性のある人物」はいないのか?たとえば、誰もが指摘する「若山照彦の可能性」は?


何故、疑いの目は、共同研究者であり、ES細胞を保管していた若山照彦などへは向かわないのか?情報提供者が若山照彦だからではないのか?あるいは、正式の法に則った裁判を恐れているからではないのか?私は、「リンチ裁判」をこれ以上、続けるべきでも、放置すべきでもないと思う。正式な裁判を行う権利と権限を有する司法機関に委ねるべきだと思う。


中川真一のような、リンチ裁判を誘導するようなバッシング的言説を取り締まるためにも、そうすべきだ。科学の名を借りた人物裁判、リンチ裁判を許してはならない。


失敗と捏造は違う。捏造は失敗ではない。現在、中川真一が代表するように、専門家=科学者も、「小保方博士は捏造した!」と思っているし、其れを前提に話が組み立てている。ならば、「捏造」の理由と根拠を、科学的、論理的に証明してもらいたい。


捏造とは失敗ではない。捏造とは、自覚的な偽装工作だ。小保方博士は失敗はしたかもしれないが、捏造はしていない。おそらく、小保方博士を騙したか、罠に嵌めた人物が、近くにいる。中川真一のバッシング的言説は、問題の真実を隠蔽しようとするものだ。中川真一も、小保方博士を騙したグループの一員か、関係者かもしれない。




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