総選挙のテーマは安倍首相の能力=資質だ。アベノミクスでも集団的自衛権でもない。安倍政権の本質はネットウヨ政権だ。それは、ヘイトスピーチや排外ナショナリズムにも繋がる危険性を秘めている。
安倍政権周辺は、日本国民全員を、似非保守主義やアベノミクスで洗脳、「安倍信者」に奴隷化したいらしいが、それこそ狂気の沙汰である。安倍政権が目指す「言論統制・言論封殺・言論弾圧」による思想統制! それは、安倍首相等がもっとも嫌うはずの共産主義でありスターリン主義である。「キチガイに刃物」というが・・・。
今回の選挙では、安倍首相自身の「資質」が問われ、暴露されているのだ。つまり、一国のリーダーとしての政治家の資質=能力が問われているのだ。
安倍晋三や安倍政権の周辺の人物を見れば、それはよく分かる。安倍晋三がお気に入りの仲間たち、たとえば、百田尚樹、桜井よしこ、曽野綾子、タカジン、あるいは、「WILL」や「正論」に集まるエセ保守主義者たちの思想的、文学的レベルを見れば、一目瞭然だろう。
特に百田尚樹。安倍晋三は、「通俗読み物作家=百田尚樹」と意気投合したらしく対談本まで出している。「世界の真ん中で咲き誇れ」とかいう恥ずかしいタトルの駄本。安倍晋三の教養が知れるというものだ。
小泉純一郎の時代から、総理大臣の教養のレベルが大きく変化した。一国のリーダーともなれば、その国の文学や思想、学問の状況に関しても、それなりの知識と教養を持っているはずである。持っていなくとも、周辺がそれなりにに教えてくれるはずだ。小泉純一郎の時代から、「大衆通俗文学路線」になった。その挙句が、安倍晋三と百田尚樹である。
百田尚樹だけではない。安倍晋三を取り巻く文化人、思想家、学者、そして芸能人・・・の知的レベルの低下! それは、現代日本の政治と政治家の貧困に、そのまま繋がっているように見える。
一流の文化や教養を身につけろ、とは言わない。少なくとも、一流の文化人や芸術家、学者たちと交流しろ、と言いたい。百田尚樹やタカジン、櫻井よしこ、曽野綾子・・・では駄目だろう。「類は友を呼ぶ」とか「朱に交われば赤くなる」というが、やはりそういうことなのだろう。
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