今回の総選挙のテーマは小沢一郎が仕掛けた「野党共闘」だ！ - 文藝評論家=山崎行太郎の『毒蛇山荘日記(1)』

今回の総選挙には、前二回の総選挙のように、政権交代に直結するような大きなテーマはない。自民党の勝利は間違いない。しかし、そうだからと言って、今回の総選挙が、面白くないとか、無意味だということにはならない。おそらく、日本の将来を占う上で、大きな分岐点になる総選挙となるだろう。それは、小沢一郎が最後の仕事として取り組む「野党共闘」である。

「野党共闘」がどこまで成功するか？結果次第では、次の衆院選で、またまた政権交代ということになるかもしれない。あるいは、現在の自公政権の長期政権固定化が定着するかもしれない。「野党共闘」が、部分的にであれ、成功する気配が明らかになると、政権交代可能な野党再編=新党への流れが、一挙に加速化するかもしれない。そして、解散総選挙=政権交代？という二大政党制の構図が、定着するかもしれない。

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