文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

毎日新聞と日経新聞は、何故、間違ったのか?情報源である遠藤高帆や若山照彦の「エセ科学研究」(トリソミーの話)を鵜呑みにしたからだ。恥ずかしくないのか?

dokuhebiniki2014-09-21




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毎日新聞の次の二つの記事を読んでみよう。いずれも、毎日新聞科学記者=須田桃子の記事である。須田桃子といえば、もうお分かりだろう。「小保方博士バッシング報道」を、日経新聞古田彩等とともに、主導した新聞記者の一人だ。彼女たちが、大新聞の威光を バックに、「小保方博士バッシング報道」を加速させるべく、いい加減な記事を書き続けたことは、記録しておいていいだろう。以下の記事は、その一部である。匿名ブログ「世に膿む日々」などは、これらの記事を絶賛するとともに、これらの記事に基づいて、小保方晴子博士への、激しい罵倒記事を書いているという悲喜劇を演じている。というわけで、まず、「世に膿む日々」からの引用から始めよう。


「世に膿む日々」(田中宏和?)=http://critic20.exblog.jp/


「と言うのは、世間一般の小保方擁護派というのは、科学のファクトやロジックを説得力として受け止める人種ではないからだ。そうした思考力や判断力を最初から持つことなく、ワイドショーやネットで誰かが言うことを、そのまま真に受けて感情論で動かされることしかできない者たちだからである。このような愚衆には、どれほど遠藤高帆が遺伝子を解析してトリソミーを発見提示しても、それを日経サイエンスが号外で解説しても、また、若山照彦と放医研が18番染色体の事実(マウスすり替え)を検証して公表しても、それらの科学的説明を、「STAP細胞」の捏造と虚偽の証拠とは認めないのである」。


お気の毒だが、完全にエセ科学者=遠藤高帆に騙され、洗脳され、自信満々の口調で、「小保方晴子詐欺師論」を展開している。取り返しのつかないようなチョンボであろう。遠藤高帆は、間違いを指摘されて、無視するわけにいかず、訂正し、修正したが、匿名ブログ「世に膿む日々」(田中宏和?)は、恥ずかしくて訂正も修正もできないだろう。知ったかぶりをするしか能のないエピゴーネンの悲喜劇である。以下が毎日新聞の記事だ。


STAP細胞:論文ではあり得ない染色体 研究員ら解析
毎日新聞 2014年06月11日 19時43分)



理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーらが公開しているSTAP細胞の複数の遺伝子データに、STAP論文に書かれた作製法ではあり得ない染色体異常があることが、理研統合生命医科学研究センターの遠藤高帆(たかほ)上級研究員らの解析で分かった。見つかった特徴は、既存の万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」に多く見られるため、専門家の間では「STAP細胞は存在せず、ES細胞だった可能性も出てきた」との声が上がっている。

論文では生後1週間のマウスから取り出したリンパ球を使い、STAP細胞を作製したと説明している。だが解析では、8番染色体が通常(2本1組)より1本多く3本ある「トリソミー」と呼ばれる状態だった。8番染色体がトリソミーのマウスは胎児の段階で死んでしまい、生まれてこないため、生きたマウスを使ったとする論文の記述と矛盾する。

一方、長期培養するES細胞では、8番染色体のトリソミーが生じやすい。菅野純夫・東京大教授(ゲノム医科学)は「解析結果を信じるならば、生きたマウスから作ったとは考えにくく、ES細胞をSTAP細胞として使った可能性もある」と話す。

これまでに、STAP細胞から作ったSTAP幹細胞の分析で、元のマウスと異なる不自然な特徴が指摘されているが、小保方氏側は「詳細はSTAP幹細胞を樹立した若山照彦氏(現・山梨大教授)に聞いてほしい」と反論していた。一方、STAP細胞は基本的に小保方氏が1人で作製していたとされる。小保方氏の代理人、三木秀夫弁護士は取材に「主治医より『静養に努めること』と指示を受けている」として回答しなかった。【須田桃子】

http://mainichi.jp/select/news/20140612k0000m040044000c.html

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STAP細胞:致命的データ、理研は詳細な解析を
毎日新聞 2014年06月12日 00時02分)



「STAP細胞」が、受精卵から作る万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」だったのではないか、という指摘は以前から出ていた。STAP細胞として公開されている遺伝子データに、ES細胞によく見られる8番染色体の「トリソミー(通常2本の染色体が3本ある状態)」が見つかったという解析結果は、その指摘の裏付けになる。理化学研究所は、論文全体の内容や残された試料の調査に消極的だが、不正の全容解明が一層求められる結果といえる。

東京大の研究チームも同じ結果を出しており、解析の信頼性は高い。論文で記述されているSTAP細胞だった可能性を否定するデータとも言え、STAP細胞の存在を疑問視する専門家は「致命的なデータ」と批判を強める。

解析した理化学研究所上級研究員らは、他のSTAP細胞の公開データの解析も実施しており、そこではSTAP細胞の特徴である万能性を示す遺伝子の働きをほとんど確認できなかったという。また、STAP細胞から樹立したとされる「FI幹細胞」のデータの解析では、ES細胞と、胎盤の細胞に変化する「TS細胞」とが9対1の割合で混ざっていた可能性があるとの結果が出た。膨大な容量の遺伝子データを複数誤って登録することは現実的ではなく、計画的な捏造(ねつぞう)行為があった可能性もある。

理研はこれまで、論文の再調査や研究の生データなどの解析を先送りしてきた。今回の解析は、STAP細胞の真偽を見極めるうえでも、詳細な解析が必要であることを示す結果だ。理研は現在、STAP細胞を作り直す検証実験を優先させ、上級研究員が5月下旬に解析の概要を報告していたにもかかわらず、報道されるまで認めてこなかった。

ある国立大教授は「仮にSTAP細胞がES細胞であるなら、検証実験をやる意味もない」と指摘する。外部識者による理研の改革委員会は12日に提言書をまとめ、公表する。改革委は再三、理研に論文の再調査を求め、提言書にも盛り込む見通しだ。理研には改めて「幕引きを急ぐな」とのメッセージが突き付けられている。【須田桃子】

http://mainichi.jp/select/news/20140612k0000m040127000c.html


さて、これらの記事に、一撃を食らわしたのが、「イスラエル・ハイテクベンチャー」ブログである。「イスラエル・ハイテクベンチャー」ブログは、ありがたいことに、小保方晴子博士擁護の論陣を張る武田邦彦ブログとともに、小生のブログ記事も引用、紹介している。

http://blog.goo.ne.jp/narmuqym/e/feba05bb3170ac16bcf785e8fb635242

(続く)

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