文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

一昨日は、台湾の淡江大学の李文茹先生(リー・ウェンジユ先生)を囲む飲み会。清水正先生、山下聖美先生らと、一昨年の台湾旅行の思い出話から、小保方博士の話 、小森陽一の話、書籍出版の話まで。大いに 盛り上がりました。リー・ウェンジュ先生の、日台関係史の新世代研究者としての活躍を祈りつつ、乾杯!!!


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一昨年、台湾旅行の時、パスポートの期限切れのトラブルなどで、お世話になったリー先生が来日し、日芸を訪問、江古田で飲み会をしているというので、山下先生に呼び出され、途中から参加することになった。リー先生は、台湾では、才色兼備の女性学者という感じで、ちょっと近寄り難い感じだった。が、日本に来たリー先生は、若くて、可愛い感じに変身していた。


リー先生は、名古屋大学で大学院を約10年過ごし、博士号を取得し、台湾に帰国、台湾の淡水にある淡江大学に。主な研究テーマは、日本植民地時代の台湾文学とか。たとえば、西川満や池田敏雄という名前を、僕は、初めて知った。


特に西川満が、早稲田大学教授で、アジア経済論などで活躍していた西川潤の父親だということを知り、なるほど、そうだったのか、と思った。西川満は、台湾で「文芸台湾」を創刊、台湾文学の中心にいた人物であり、その子が西川潤というわけだ。つまり西川潤も、生まれは台湾であり、日本の敗戦とともに、台湾からの引き上げ者となったのだった。僕は、西川満、潤・・・親子の人生は、台湾、戦争、敗戦とおう植民地体験抜きにはありえないということを知り、感無量となった。


池田敏雄の話も、僕は、まったく知らなかった。池田は、「民族台湾」の創刊メンバーの一人で、台湾の民族研究家として活動し、戦後、引揚げで帰国後は、平凡社の編集者として活躍した人らしい。池田敏雄といえば、「台湾の文学少女」「台湾の豊田正子」などと言われた「黄氏鳳姿」である。
(続く)


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江古田の「同心房」で。リー先生、清水先生、山下先生。


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以下は台湾学術旅行のとき 。台北市内の淡江大学大学院で、山下聖美先生が、「林芙美子と台湾」の講義。







淡江大学大学院生らと。
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淡水で。淡江大学学生たちの「日本語ガイド実習授業」に参加。
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台北市内のレストランで。リー先生と山下先生。



淡水のレストラン「紅楼」で。淡水の山の上にある不思議なレストラン。客には日本人がおおいという。
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龍山寺。この近くに「台湾の天才少=黄氏鳳姿」は住んでいた。台北市内の古い文化を残す「下街」地区らしい。池田敏雄と黄氏鳳姿は、この街で、先生と生徒として出会った。のちに二人は結婚し、戦後は日本に住んだ。
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