クリミアと沖縄。昨夜は岩田温氏の勉強会に行ってきた。そこでクリミアと沖縄の話が出た。

クリミアと沖縄はまったく同じというわけではないが、地政学的に共通する点も少なくない。最近のクリミア情勢を眺めながら、沖縄と比較しながら、国際政治を論じることは、日本の政治にとって極めて有意義だ。クリミアをロシアが強引にロシアに併合し、それを国際社会が容認せざるを得ないということは、沖縄問題にも直結する話だ。つまり、ロシアによる「力」を背景にしたクリミアの占拠、独立、併合ということが許されるとすれば、中国による沖縄の占拠、独立、併合ということも許されるということを意味するからだ。むろん、そんなに単純な話にはならないだろうが、しかし論理的な可能性としては充分にありうる話である。クリミア問題は対岸の火事ではない。(続く)

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