文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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小保方晴子博士バッシングは相変わらず継続しているようだが、米国ハーヴァード大学教授グループが、stap細胞の生成情報をホームページに公開したようだ。日本では「詐欺師スキャンダル」としか、マスコミも大学教員たちも、報道しないが、米国では・・・。

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日本では「詐欺師スキャンダル」としか、マスコミも大学教員たちも、報道しないが、米国では、真剣な研究・実験が続いているようだ。


僕は、先端科学研究には「失敗」や「挫折」「間違い」「社会的バッシング」などはつきものだから、仕方がないと思う。そもそも間違うかもしれない未解決の問題に果敢に挑戦するのが「科学者」だろう。間違いもしない、失敗もしない、ミスもしない、人畜無害の科学者って、科学者じゃないだろう。エセ科学者だろう。



マルクスではないが、「言いたい奴には言わせておけ、私はやりたいことをやるだけだ。」(「資本論」序文)。というわけで、バッシングなど物ともせず、ホンモノの科学者たちは、今も、真剣に研究、実験に取り組んでいるのだろう。


日本では、小保方晴子博士の恩師であり、nature論文の共同執筆者でもあるハーヴァード大学のチャールズ・バカンティ教授まで、怪しいと騒がれているが、そのチャールズ・バカンティ教授が、stap細胞の作成過程を、ホームページに公開したようだ。さらにチャールズ・バカンティ教授は、nature論文の取り下げにも未だに同意していない模様だ。


「研究より論文が大事」と、本末転倒の、くだらないコメントを寄せてくるエセ科学者たちよ、お前たちは、「志」が低すぎる。「博士論文→就職」のことしか考えていないのだろう。だから、科学の本来の目的も忘れて、「小保方晴子博士バッシング」に狂奔しているというわけだ。


お前らの貧困な頭脳では、「科学」と「科学主義」の差異もわからないのか?「科学」は一種の宗教なのだ。


近代科学は「合理主義」という宗教から始まったのだ。「科学は宗教ではない」だと?お前らの考えている科学は、「科学主義」であって「科学」ではない。わかるか?


カントに『スエーデンヴォルグの夢』という著書がある。有名な『純粋理性批判』より前の作品だ。『スエーデンヴォルグの夢』は、当時、一流の科学者であったスエーデンヴォルグと、リスボン地震と、地震を予知した、当時一流の科学者=スエーデンヴォルグの予知能力の問題を扱っている。


カントは、『純粋理性批判』で、近代科学の理論的・哲学的基礎ずけを行うのだが、このリスボン地震における予知能力という問題で、人間理性に、予知能力があるのかないのかで、だいぶ苦しんだようだ。その後、10年に近い沈黙の後、その思索結果が、人間理性の限界を指摘した『純粋理性批判』だったというわけだ。


この問題を哲学者の坂部恵(東大教授)が、『理性の不安』で書いているが、人間理性というものも、万全ではない。つねに霊能力や超能力、宗教などの危機に直面しているのだ。


湯川秀樹小林秀雄の対談がある。「人間の進歩について」。僕は、処女作『小林秀雄ベルグソン』を書く時、熟読した。そこで、湯川秀樹が、科学者にとっての「若さ」と「超能力のようなもの」について、プランクとボルツマンを例にあげて説明している。


ボルツマンは、温厚な善人であり、研究業績もあり、誰もが、ボルツマンこそ次の時代を切り開くであろうと期待していたが、科学の限界を突破できなかった、と。そしてボルツマンは、志半ばで自殺した、と。「研究に行き詰まって自殺するほどの大学者」と湯川秀樹は呼ぶ。では、ボルツマンに欠如していたものは何か。おそらく「超能力のようなもの」だったのではないか。



したがって、近代科学が、予知能力、いわゆる超能力 の問題、あるいは宗教問題などと無縁であることはあり得ない。最先端の科学は、あるいは科学者は、常に、超能力や宗教の問題と向き合っている。


この問題が理解できない科学者は、二流以下のエセ科学者である。まさに、「論文の書き方」にこだわり、「科学は宗教ではない」などと気楽にお説教を垂れてながら、「小保方晴子博士バッシング」するしか能のない東大理学部教授と学生たち、お前らだ。


居酒屋オヤジレベルのコメントしか書けないエセ科学者たちよ、自らの無能と俗物根性を恥じて、社会の片隅で黙っていろ。
(続く)



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■STAP細胞、米教授グループが「効果的」な作製法公開
朝日新聞デジタル 3月21日 19時27分配信


 「STAP(スタップ)細胞」の論文を理化学研究所と共同で発表した米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授のグループが、「効果的」とする作製法を研究室のホームページで公開した。細胞を酸に浸す前に「細いガラスの管に通すことが極めて重要」と強調し、その管の作り方などを記載している。ただし、こうした方法で作られた細胞に実際に万能性があるのかどうかの検証は記載されていない。

 バカンティ教授の研究室が、「洗練した手法」として公表した。この研究室は、英科学誌ネイチャーに掲載された論文の共著者、理研の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーの留学先だった。

朝日新聞社


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