文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「小沢一郎抜き政治」で、日本は大丈夫なのか?


「豪腕・小沢一郎の政治」を恐れたマスコミ権力、司法権力、米国植民地支配権力など、戦後植民地主義的支配体制を構成していた何者かに誘導された見えない闇の植民地主義権力構造によって、日本政治権力のトップから追放された小沢一郎だが、その「豪腕・小沢一郎」が、今、「小沢一郎抜き政治」を象徴するかのよう な、今風な言葉で表現すれば、「ネット右翼的」、「2チャンネル的」な、未熟・幼稚な様相を呈している「安倍晋三政権」を厳しく批判している。当然だろう。


「豪腕」と言われ、日本の植民地主義的な戦後政治を、その「豪腕」で、独立国家日本を目指して、主導してきた小沢一郎の言うことに間違いはない。「小沢一郎潰し」の結果として、タナボタ式に誕生した傀儡政権とも言うべき安倍晋三政権は、日本を、あるいは日本国民を、何処へ、導いていこうとしているのだろうか?アベノミクスにしろ、靖国参拝、秘密保護法、その他、私は、安倍政権の諸政策に反対ではない。むしろ大賛成である。しかし、問題は政策の正しさにはない。政策は正しくとも、国家を破滅へ導く政治家は掃いて捨てるほどいる。安倍政権は政策の正しさにこだわるあまり、多くのミスを侵している。日本国民の多くは、明確にそれを知っている。


そもそも、この政権に 、日本国の政権としての正当性はあるのか?この政権に、日本国民に相応しい「知性」と「教養」と「品格」はあるのか? 私は、安倍政権の本質は、「2チャンネル政権」、「ネット右翼政権」であると考えている。私は、その「下品」と「無知・無能・無学」と「厚顔無恥」が好きではない。


小沢一郎が、新年会で、安倍晋三政権を、「強権政治」だと批判したようだが、「強権政治」というより「無知・無学・無能政治」であると批判すべきだ。私は、安倍晋三政権が「強権政権」「右翼・保守政権」であることよりも、「無知・無学・無能政権」であることこそ問題だと思う。安倍晋三政権を熱烈に支持している中心勢力は、「2チャンネル」・・・あたりに棲息している無知・無学・無能な「ネット右翼」と呼ばれる階層である。安倍晋三政権の問題は、その支持層にある。安倍晋三政権の高支持率こそ危険であると言うべきだろう。私は、「知性」と「教養」と「品格」という言葉も好きではないが、安倍晋三政権の「無知・無学・無能」を見ていると、そういう言葉も使わざるを得ない。無知が栄えたためしはないのである。


政策の正しさにこだわる政治家にろくな政治家はいない。大事なのは政策、つまりイデオロギーではなく、存在論である。


同じ理由から 、私は、左翼イデオロギー主義にも反対である。小沢一郎小沢グループの衰退 の原因は、裁判闘争を進めて行く上で、しかたなかったにせ、何事にも「反対」「反対」と同語反復を叫び続ける左翼イデオロギー主義的な思考に取り込まれたところにある。私は、共産党や左翼過激派 、左翼市民運動をも取り込むことには反対ではないが、共産党や左翼過激派、左翼市民運動に取り込まれることには賛成できない。私は、最近、新しい小沢支持者たちに批判されることが多い。私が、昔から「保守派」であることを知らないらしい。昔から の小沢支持者は、共産党や左翼過激派、左翼市民運動が嫌いといっていいだろう。私もそうだ。
(続く)




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小沢氏「国民の生活第一」鮮明に
1月1日 16時50分(NHK)


生活の党の小沢代表は、東京都内の自宅で開いた新年会であいさつし、安倍総理大臣の政権運営を「強者の論理に立っている」と批判したうえで、国民の生活が第一という党の主張を鮮明にして、党勢の拡大を目指す考えを強調しました。

この中で、生活の党の小沢代表は、安倍総理大臣の政権運営について、「絶頂のように見えるが、国内外の状況を考えると、浮かれていられる状況では決してない。弱者を切り捨て、強者の論理に立った姿勢は、必ず破綻する」と述べ、批判しました。
そのうえで、小沢氏は「世間では『小沢一郎も老いて駄馬になった』と言う人がいるが、国民に対する責任はまだ残っており、このまま老いて死んでいくわけにはいかない。国民の生活を第一に考え、国民みんなが向上することを目指すわれわれの声を、さらに大きくしていきたい」と述べ、党の主張を鮮明にして、党勢の拡大を目指す考えを強調しました。


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