文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

枕崎湾に夕陽が沈む。

毎年、薩摩半島の中央部の山奥にある「毒蛇山荘」で正月休みを過ごす。一昨日、帰り着き、昨日は、早速、枕崎港を見下ろす「なぎさ温泉」に行ってきた。夕陽が東シナ海の海に沈んでいくのを、湯につかりながら見ていると、何故か、物悲しくなる。別に取り立てて理由はないが、時の流れを感じるのである。私が子供だった頃、枕崎の街には人が溢れていた。


特に港に行くと、大きな漁船が、大漁旗を風になびかせつつ岸壁にズラリと並び、多くの人が、水揚げされた魚の周りに集まり、何か叫びながら忙しそうに働いていた。私は、父に手を引かれながら、そういう風景を見るのが好きだった。今、そういう風景を見ることは出来ない。街全体が死んだように静かだ。出船入舟というが、港を出入りする船がいないのだ。何故、こんなになってしまったのだろうか。久しぶりに、海沿いの通りを歩いてみた。誰も歩いていない。テトラポットの先の岩場で魚釣りをしている人が一人見えるだけだ。


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