文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

伊江島の5人の女性たちは、 渡嘉敷島守備隊長・赤松嘉次によって、どのように斬り殺されたのか?曾野綾子は、それを、どう描いているのか?そして、どう弁護しているのか?ー「曾野綾子研究6」ー

dokuhebiniki2013-11-06



この斬殺事件については、多くの文献資料が触れている。たとえば、次のようなものだ。

 一、伊江島から移住させられた住民の中から、青年男女六名が、赤松部隊への投降勧告の使者として派遣され、赤松大尉に斬り殺された。
(曾野綾子沖縄戦 渡嘉敷島 集団自決の真実』、琉球政府立・沖縄資料編集所編『沖縄県史』)

渡嘉敷島には、既に戦闘がすんだ伊江島から、米軍によって連れてこられた住民がたくさんいたが、米軍が、その中から女五人、男一人を選んで、渡嘉敷島守備隊長・赤松嘉次大尉の陣地に、幸福勧告状を持たせてやった。軍使はふつう殺さないのが常識である。それに女はまさか殺すまい、と思って、米軍は使者にたて、男は道案内のつもりだったのだろう。ところが、彼らは、日本陣地で捕えられ、各自穴を掘らされ、斬首された。実に残虐で、不愉快な事件である。墓穴を掘らせたやり方も考えさせられる。大陸で中国捕虜を殺したやり方だ。
(大田良博)


曾野綾子は、次のように赤松嘉次戦隊長(守備隊長)や赤松部隊の残酷な処刑を擁護しようとしている。

私はこの文章を、赤松隊の人々の前で読み上げたことがあった。
赤松「墓穴を掘らした……ねえ。そんなことは、ないでしょうなあ」
隊員「マッチ箱の、こんな小さなマッチ箱一ぱいの食糧で、墓穴を掘るような体力があつたかどうか。わしら、もう……」
赤松「米軍の軍使ではないですね。軍使であれば、もちろん米軍からの書類なりなんなり持って来ますしね。旗も」
非戦闘員である村民からみれば、それは立派な軍使に見えた。しかし旧軍の法務官の一人であった阪埜淳吉氏によれば、彼らは軍使ではない。国際法上の軍使というのは、白旗をかかげ、司令官が軍使として命じたと信ずるに足るもの、たとえば征服を着用していなければならない。つまり正規の戦力構成員でなければならない。ましてや敵国人(米軍からみて日本人)を軍使に使うことなど考えられないという。
(『沖縄戦 渡嘉敷島 集団自決の真実』)


次は、「阪神」さんという方からの情報提供です。

阪神 2013/11/06 14:31

こんにちは。
伊江島住民6名が殺害された件の兵士と住民証言の一部を抜粋してみました。
http://imgb1.ziyu.net/view/kimuke/1383715324.jpg.html
http://imgb1.ziyu.net/view/kimuke/1383715342.jpg.html
http://imgb1.ziyu.net/view/kimuke/1383715354.jpg.html
http://imgb1.ziyu.net/view/kimuke/1383715370.jpg.html
ttp://imgb1.ziyu.net/view/kimuke/1383715387.jpg.html


阪神 2013/11/06 19:22
先ほど送った一覧表のうち証言者3名が白旗を持っていた事を証言しています。
それは玉城澄子さん、島袋ヨシさん、山城盛治さんの3名です。
赤松は嘘をついています。

(続く)
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