文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

■安倍首相は、何故、靖国神社参拝が出来ないのか?

安倍首相は、期待されていた靖国参拝を、秋の例大祭も見送ったらしいが、予想されていたことなので、取り立てて感想はない。やはり、そうでしたか。そうなるだろうことは分かっていました。またまた「痛恨の極み」ですか。何回、痛恨の極みを言えばいいですかねえ。・・・とでも言っておくしかない。しかし、やはり、私は、最近の「右翼保守派の言葉の軽さ」と「右翼保守派の思想的貧困さ」こそ問題だろうと思う。出来もしないし、現にやりもしないと分かっていることを、「やるやる」と、軽々しくわめきたてて、人気者になろうとする政治体質、思想体質こそ問題だろう。「オレオレ詐欺」以下である。無論、靖国参拝にも憲法改正にも、私は反対ではない。しかし、国際情勢や国内情勢を、あるいは国民の集合的無意識を無視してそれらを気軽に喚き散らすことには賛成できない。実態の伴わない空虚な言葉だけが先走っているとしか思えない。言い換えるならば、仲間内だけで盛り上がっているモノローグ的靖国参拝論。「誰が語っているか」が問題だとニーチェは言ったが、私は、靖国参拝憲法改正も、「誰が語っているか」が問題だと思う。では、誰が語っているのか。ネット右翼レベルの保守思想家たちが語っているのである。左翼の「護憲論」を論破=克服できないのは、そこに本質的課題がある。言うまでもなく、これは安倍首相だけの問題ではない。多くは安倍応援団ともいうべき保守論壇の軽薄な言説空間の貧困さにある。私が『保守論壇亡国論』で指摘したことだ。私は、安倍首相が靖国参拝を断念したことを批判するつもりはない。問題は、アメリカでの講演で、「私を右翼軍国主義者と呼びたければ呼べばいい!!!」などと、大見得を切った「自称・右翼軍国主義者」が、靖国参拝も出来ない「お粗末な右翼軍国主義者」だという現実である。私は、安倍首相が危険極まりない右翼軍国主義政治家だから批判しているのではない。人畜無害な、凡庸な平和主義者、左翼小児病的な小市民主義者にすぎないから嘆いているのである。こういう優柔不断な、凡庸な平和主義者が、国民を道連れに、ズルズルと地獄の道へ迷い込んで行くもなのなのである。



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