文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

自称「アイドル・エッセイスト」の小林リズムさんの連載エッセイ「紙のむだずかい」(「清水正ブログ」連載)が200回を越えました。私は、かねがね、文章においては、「量は質に転化する」という「文章質量論」を主張していますが、もちろん、小林リズムさんは合格です。(笑)最近は小説も書き始めたようですが、たぶん、大丈夫でしょう。小利口な屁理屈ばかり言って、何も書こうとしない自称「天才」というものが世の中には掃いて捨てるほどいるが、もちろん、そんな「天才」などいる訳がない。小林秀雄は「天才とは、努力する才だ」と言った。


清水正ブログーhttp://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/



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小林リズムの紙のむだづかい(連載197)
小林リズム
http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/20131011/1381418996
 【仕事もらわれへんのやと書いた女の子の文字はとがりながらふるえている】
   



勝つか負けるかそれはわからない
それでもとにかく闘いの出場通知を抱きしめて
あいつは海になりました
中島みゆき〜ファイト!〜)


 いつだったっけ。満島ひかりがこの曲をカバーして、力強く歌っていたカロリーメイトのCMが好きだった。受験、就活、仕事、この社会を生き抜くすべての人への応援ソング。父がサビの部分をよく口ずさんでいたのでそれとなく曲は知っていたのだけれど、なんせ父は音痴なので、はじめてそれを聴いたとき、同じ曲だということが信じられなかった。
 「闘う君の唄を闘わない奴らが笑うだろう〜、ファイト!冷たい水のなかをふるえながらのぼってゆけ〜」という父の鼻唄を車で聴きながら、うわぁ、そんな思いをしていつまで闘い続けないといけないんだろう…と恐々としていたのが10年前のわたし。周りに笑われても頑張り続けるというスタンスが理解できなかった。敵だらけのなかで、バカにされても走り続ける意味ってなんなの?そんなにまでしていったい何がしたいの?
 いつの間にか大人といってもいい年齢になり、そして、わたしはお世話になっている山崎先生に言葉のかわりにこの曲を贈ってもらった。まさか、自分が「ファイト!」と声をかけてもらうときがくるなんて、幼いころのわたしだったら想像さえしていなかったと思う。闘え!というエールを送ってもらうとか、ファイト!を受け止める自分がいるとか、嘘みたい。
 欲望ばかりをもって苦しくなるくらいなら、荒波を立てずに穏やかな毎日を送るほうがずっと素敵だと思っていた。自分はこんなもんでしょうって見繕った環境のなかで、そぐうように生きていくこと。それができなかったことにコンプレックスも絶望も感じたけれど、今はどうしても欲しい未来がある。闘う理由なんてそれだけで十分な気がする。とりあえずはまあ、もらったエールをつなげられる人になれるように。


闘う君の唄を
闘わない奴らが笑うだろう
ファイト!



小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/
twitter:@rizuko21


■小林リズムさんも執筆者として参加した『日本の漫画家 つげ義春』(日芸図書館)と小林リズムさん。ちなみに日大芸術学部展示会場(江古田キャンパス)で「つげ義春展」が開かれています。


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