文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

ヘイトスピーチとナショナリズムと近代国民国家論。「在特会」と称する右翼団体による排外主義的ヘイトスピーチが社会問題化し、挙句は裁判にまでなり、先日、有罪判決が出て、一応、大多数の日本人は、胸を撫で下ろしているようだが、私の考えはちょっと違う。私は、ヘイトスピーチを擁護するつもりはさらさらないが、ヘイトスピーチよりも、むしろ「カウンター」とか「しばき隊」とかいう連中の言動に違和感を持つ。後者は、明らかに「イデオロギー的思考」の産物だからだ。「正義」と「正論」の欺瞞的言説だからだ。無論、ヘイトスピーチの問題は

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■資料(1)「読売新聞」

ヘイトスピーチ街宣差し止め・賠償、地裁が命令
読売新聞 10月7日(月)11時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131007-00000527-yom-soci



朝鮮学校の周辺で3回にわたって街頭宣伝活動をし、民族差別などのヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返して授業を妨害したなどとして、学校を運営する京都朝鮮学園京都市)が、市民団体「在日特権を許さない市民の会在特会)」や同会メンバーら9人を相手取り、学校の半径200メートル以内での街宣の差し止めと計3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、京都地裁であった。

橋詰均裁判長は街宣の差し止めを認め、同会などに計約1200万円の支払いを命じた。

訴状によると、同会メンバーらは、京都市南区の京都朝鮮第一初級学校(現在は京都市伏見区の京都朝鮮初級学校)が近くにある市管理の公園を不法占有しているとして、2009年12月と10年1月、拡声機などで「ここは北朝鮮のスパイ養成機関」「朝鮮学校を日本からたたき出せ」などと連呼。同年3月24日に京都地裁から街宣禁止の仮処分決定を受けたが、同28日にも街宣をしたとしている。
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最終更新:10月7日(月)11時59分


■資料(京都新聞)2

在特会街宣は人種差別 京都地裁、「ヘイトスピーチ」に賠償命令 (2013.10.7 京都新聞

京都朝鮮第一初級学校に押しかけ、民族や出自への差別的な憎悪表現「ヘイトスピーチ」を浴びせる街頭宣伝を繰り返し、民族教育を妨害したとして、学校を運営する京都朝鮮学園京都市右京区)が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と同会関係者に3千万円の損害賠償と学校周辺での将来にわたる街宣の差し止めを請求した訴訟の判決が7日、京都地裁であった。橋詰均裁判長は「被告の示威行為は人種差別に該当し、差別行為に対する効果的な保護と救済措置となるような高額の損害評価が必要」として原告側の主張をほぼ認め、約1200万円の支払いと街宣差し止めを命じた。

原告側弁護団は、ヘイトスピーチによる被害の悪質性を強く訴えており、「主張が実質的に認められたと考えられる。同種のヘイトスピーチに対する抑止となる画期的判決」と評価している。
判決によると、被告らは2009年12月に当時南区にあった同校前で約50分間、街宣を行い「朝鮮学校、こんなものはぶっ壊せ」「犯罪者に教育された子ども」「端のほう歩いとったらええんや」などと拡声器でシュプレヒコールを上げるなどした。

橋詰裁判長は、在特会などの行為を「在日朝鮮人に対する差別意識を世間に訴える意図がある」とし、「著しく侮蔑的な差別的発言を多数伴い、日本が加盟する人種差別撤廃条約が禁じた『人種差別』に該当する」と違法性を認定。損害は「街宣活動による物品の損壊など経済的な面だけでなく、業務の運営や社会的評価に対する悪影響など全般に及ぶ」と判断した。

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毎日新聞の書評欄(10/6)より。



今週の本棚・新刊:『保守論壇亡国論』=山崎行太郎・著
毎日新聞 2013年10月06日 東京朝刊
(K&Kプレス・1470円)



 挑発的なタイトルである。著者は晩年の江藤淳に師事し、三島由紀夫憂国忌の発起人を務めるなど、保守の立場で発言している論者である。自らの立ち位置であるはずの保守論壇の現況を「『保守』は通俗化し、大衆化した」と嘆く。

 朝日新聞、中国、韓国、北朝鮮を批判し、「わかりやすいお題目を集団で唱和する」ことが保守なのかと厳しく問う。ネット右翼、漫画右翼の氾濫は、保守論壇が「愚者の楽園」と化してしまった証左であるとも。保守思想の劣化は誰が招いたのかというのが本書の主題である。

 俎上(そじょう)に載せられたのは、櫻井よしこ中西輝政渡部昇一西尾幹二らの各氏。なかでも西部邁氏については、左翼からの転向であることに触れながら、時代状況の変化を鋭く読み取りながら生きてきた、などと容赦ない。

 「いかなる反論にも答える」と記す。全編から批評家としての覚悟がにじみ、異様な緊迫感が漂う。それはまた、小林秀雄福田恆存、江藤の系譜に連なる「批評」という営みの厳しさなのだろう。「保守であること」は「保守を叫ぶこと」ではない、という主張は印象深い。(隈)

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