文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

昨日は朝日カルチャーセンターの「小説教室」だったが、八王子の前野さんが、毎日新聞の切り抜きを持参、コピーしてくれた。前日の「『保守論壇亡国論』書評」である。自分では黙っているつもりだったが、せっかくだったので、早速、生徒たちに配る。それにしても、大新聞とはいえ、書評欄なんて、誰も見ていないだろうと思っていたが、見る人は見ているのだな、とつくづく大新聞の影響力の大きさを思う。前野さんの話では、大新聞の書評欄を見てから「仕入れ」する書店も少なくないらしい。ついでに、文学の修業時代を回顧した「菅野雪虫」さんの「

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毎日新聞の書評欄(10/6)より。



今週の本棚・新刊:『保守論壇亡国論』=山崎行太郎・著
毎日新聞 2013年10月06日 東京朝刊
(K&Kプレス・1470円)



 挑発的なタイトルである。著者は晩年の江藤淳に師事し、三島由紀夫憂国忌の発起人を務めるなど、保守の立場で発言している論者である。自らの立ち位置であるはずの保守論壇の現況を「『保守』は通俗化し、大衆化した」と嘆く。

 朝日新聞、中国、韓国、北朝鮮を批判し、「わかりやすいお題目を集団で唱和する」ことが保守なのかと厳しく問う。ネット右翼、漫画右翼の氾濫は、保守論壇が「愚者の楽園」と化してしまった証左であるとも。保守思想の劣化は誰が招いたのかというのが本書の主題である。

 俎上(そじょう)に載せられたのは、櫻井よしこ中西輝政渡部昇一西尾幹二らの各氏。なかでも西部邁氏については、左翼からの転向であることに触れながら、時代状況の変化を鋭く読み取りながら生きてきた、などと容赦ない。

 「いかなる反論にも答える」と記す。全編から批評家としての覚悟がにじみ、異様な緊迫感が漂う。それはまた、小林秀雄福田恆存、江藤の系譜に連なる「批評」という営みの厳しさなのだろう。「保守であること」は「保守を叫ぶこと」ではない、という主張は印象深い。(隈)

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