文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小沢一郎の中国論をどう読むか?小沢一郎は、「サンデー毎日」のインタビューで「中国の動乱に備えよ」と言っている。中国は、近い将来、ソ連崩壊以上の動乱に巻き込まれる可能性が高いというわけである。僕が何回も警告しているように、定年退職老人・孫崎享の能天気な「中国超大国化論」「中国礼賛論」「中国脅威論」とは、その中国認識が全く異なっている。

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小沢一郎は、「サンデー毎日」のインタビューで、こう言っている。

サンデー毎日】対中国では習近平国家主席をどう評価しますか。
小沢一郎】習氏の考え方よくは知らないけども、中国は大変じゃないですか。最近、思想弾圧を強めたでしょう。貧富の格差と汚職が問題なんです。たとえば、共産党人民解放軍が会社を持ち、権力を利用してカネ儲けしている。こうした現状への不満で、中国は国内でのコントロールが弱くなっているのです。このままでは共産党政権は持ちません。ソ連が足掛け70年で崩壊しましたが、その二の舞いどころか、もっとひどい動乱を覚悟して備えるべきです。飯島勲・内閣参与が北朝鮮を訪れましたが、たとえば拉致問題ひとつとっても、根本的に解決するためには中国を効果的に動かさなければならないですからね。

中国のニューリーダー・習近平李克強とは、それなりに親しい関係にあるにもかかわらず、その習近平等とは一定の距離を保ちつつ、小沢一郎が中国に対処していることが、この発言からもわかるだろう。小沢一郎は中国に人脈を持ってはいるが、「親中派」でも中国の「使いパシリ」でもない。小沢一郎は、習近平李克強の誘いにそうやすやすと乗らないだけの政治的見識とプライドの持ち主である。ところで、またまた「鳩山新党」立ち上げを模索して、しきりに小沢一郎に接近したがっているらしい鳩山由紀夫孫崎享等とは、そこが、決定的に違うのである。鳩山=孫崎一派は完全な中国の「使いっぱしり」路線である。鳩山新党などナンセンス。余程の大事件でもおきないかぎり、小沢一郎鳩山由紀夫と手を組むことはない。
小沢一郎は、安倍晋三についても本質をついた発言をしている。安倍晋三政権は、良くも悪くもその「集合的無意識」は、日頃の言動から見ても明らかのように「反米愛国政権」である。しかし、現実的には「親米路線」を取らざるを得ない。つまり、安倍晋三に「反米愛国=憲法改正=自主防衛=核武装」の自覚も根性もない。安倍晋三政権の弱点は、思想的にも政治的にも、程度の低い「保守論壇」に過剰に依存しているところにある。小沢一郎には、それがよくわかっている。




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