「江古田哲学研究会」だより。現在、「江古田哲学研究会」は柄谷行人の新著『哲学の起源』を読みながら、アテネの「デモクラシー(民主主義)」とイオニアの「イソノミア(無支配)」について勉強している 。
昨日は早めに家を出た。「江古田哲学研究会」は6時からだったが、その前に十条駅前の喫茶店で「孤独な散歩者の夢想」ばりの静寂な「思索の時間」を過ごしたかったからだ。この喫茶店は老人夫婦がやっているらしい古い喫茶店だ。腰の曲がりかけた老人が珈琲を運んできて、静かに去って行った。僕がこの喫茶店を見つけたのはつい最近だ。僕はこれまで板橋駅や十条駅は通過するだけの駅だった。降りたことおななかった。どんな街でどんな店があるのかも知らなかった。板橋、十条は古い街らしい。板橋駅前には近藤勇の碑が立っている。古色蒼然とした、開発から取り残された街並みが続いている。しかし、僕は、開発や近代化というようなものが嫌いだ。僕にとっては、池袋や新宿に出る時、ちょっと静かな思索の時間を過ごす場所として最適だ。昨日は、池袋の喫茶店ルノワール地下会議室で「江古田哲学研究会」のある日だった。6時からだったが、僕は早く家を出て、この喫茶店で2時間ほど柄谷行人の『哲学の起源』を読んで過ごした。アテネのデモクラシーやイオニアのイソノミア、古代ユダヤ教の成立の歴史などについて考えるのにふさわしい場所だ。客は数名いたが、皆静かだった。時間が止まっているようだった。昔は立派な喫茶店だったに違いない。しかし、僕は時間が止まっているような空間が好きなのだ。喫茶店の名前は? それは言いたくない。
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