携帯のない生活。

昨夜は呑みすぎたのか携帯(スマートフォン)を何処かに忘れたか、落としたかしたらしい。途中で気付いたのだが、どうすることもできない。しかも、講義やパーティの席だったのでサイレントモードにしている。携帯に電話しても、無反応。それはともかくとして、携帯がないということがいかに不自由かを思い知らされた。メールも予定表も、もちろん電話も検索もできない。生活の大半が、すっかり携帯に占拠されていることに愕然とする。携帯のことが気になり、睡眠不足の一夜が明けると、仕方なく携帯の使用停止の手続きをする。半ば諦めつつ「月刊日本」社に用事があり駆けつける。編集部でも話題になっていたらしく、到着するや否や、「携帯発見」のニュースに、ホッとする。稲村公望さんに連れられて、最後に行った近くの「てんぷら屋」に置き忘れていたらしい。携帯のない生活。もう考えられないということがわかる。日々の生活に必要な情報のほとんどが携帯の中に入っている。僕の場合、重要だと思った短い論文やエッセイ、新聞記事なども、メモ帳に保存している。電車の中でも家でもベッドの中でも携帯は手放せない。ああー、見つかってよかった。

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