文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

石原慎太郎と鳩山由紀夫の終焉。

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  予想通り「石原新党」構想が、当人の石原慎太郎自身の意欲減退で挫折、消滅したようだ。平沼よ、亀井よ。だから、言わんこっちゃないか。石原などという無責任な「政界のプータロー」「政界の親馬鹿」「元祖・口先男」・・・に関わりあうのは止めとけって。石原は中川一郎亡き後、受け継いだ中川派を維持できなかった時点で政治生命は終わっている。何故、派閥を維持できなかったのか。言うまでもなく、人間的にも政治思想的にも「ケチ」だからだ。威勢がいいのは口先ばかり。スタンドフレーばかりで、見てくればかり気にする男にろくな男はいない・・・その典型が石原。石原の小沢批判ほど醜悪なものはなかった。石原が小沢一郎批判を繰り返すのは、小沢の政治力、人心掌握能力、政界再編への構想力、資金力・・・などへの嫉妬とネタミである。それらのことごとくが石原には欠如しているからだ。石原の小沢批判は、マスコミの小沢バッシングに便乗したものだった。女の嫉妬もかくやと思わせるほど醜悪であったが、しかしそのあまりの女々しい「メラメラ」ぶりに、最近の女性たちなら、共感するどころか、軽蔑と共に一斉に「引く」だろうと思う。さて、石原新党騒動が終わったのは、新党に集まる議員がわずか15人程度でしかなかったことが直接的原因らしい。しかし石原新党に15人も集まればたいしたものだと言うべきだろう。せいぜい本人と当事者(石原、亀井、平沼)しか集まらないだろうというのが、大方の予想だった。現実を直視すればそんなものなのだ。石原は15名と聞いて激怒したそうだが、80歳にもなって、まだ自分が見えていないらしい。石原新党に人が集まるはずがない。新党、第三局・・・という政界の話題は、小沢新党『国民の生活が第一』の出発と共に、新党『国民の生活が第一』に集まりつつある。石原新党の数はどうであれ、もう出る幕はない。
  石原慎太郎に残された道は、尖閣問題とオリンピックだそうだが、いずれも単純に石原慎太郎を支持するわけにはいかない。特に尖閣列島購入問題だが、最初は多くの国民の素朴なナショナリズム感情を刺激したかもしれないが、それ故に多額の資金が集まったのかもしれないが、実は石原慎太郎尖閣問題の背後にはアメリカがいる。アメリカは、尖閣問題を大きくすることによって、日中対立を煽り、日本に対して、アメリカの属国化の度合いをますます強めようとする狙いがある。石原慎太郎尖閣問題発言には、中国の「日本属国化」批判はあるが、アメリカの「日本属国化」批判はない。日本の凡庸な保守派は、無条件に石原慎太郎を支持しているようだが、彼らは、皮肉なことに、アメリカの「日本属国化」に賛成の連中であるということになる。中国であれ、アメリカであれ「日本属国化」を批判し、「日本の自主独立」を目指すのが保守ではないのか、と思うのだが、最近の保守派の多くは、アメリカの属国になることには鈍感、無知で、いずれにしろ思想的に終わっているというしかない。
 石原慎太郎とともに、ほぼ同時的に政界から消えていきそうな存在になってしまったのが鳩山由紀夫である。鈴木宗男が、昨日かおとといかのテレビ番組で、次の衆院選挙で、鳩山由紀夫の選挙区から、対抗馬として松山千春を出すと言ったという話が流れた。かなり以前から「鳩山由紀夫落選の可能性が濃厚」とは言われていたが、松山千春登場となれば、話は、さらに現実味を帯びてくる。鳩山由紀夫にも新党騒動があるが、石原慎太郎と同様に、新党立ち上げは無理だろう。そもそも鳩山由紀夫は、小沢一郎が離党した瞬間に、躊躇せず小沢一郎らと共に離党し、小沢新党『国民の生活が第一』に参加すべきであった。そこで、つまり政治家としての実存的決断が出来なかった時点で、言い換えれば勝負時を読み違えた時点で、鳩山由紀夫は終わったと言っていい。先日は、反原発デモに飛び入り参加し、何事か演説したそうだが、何かが「狂いはじめている」ように見える。小沢一郎は、今でも鳩山由紀夫に期待しているかもしれないが、少なくとも今回の離党・新党設立劇では、鳩山由紀夫と早い段階で手を切ったことが、小沢一郎の本来の大胆な、電光石火の小沢新党『国民の生活が第一』結党の政治行動を可能にしたと言っていい。(続く)



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小沢一郎の真相に迫る本。明快です。, 2012/7/17
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国民の生活が第一」が立ち上がるや否や、大手マスコミは世論調査を実施、小沢新党に全く期待がされていないことを大きく報じている。調査の方法に問題があることは以前より指摘されているが、それはこの際問わない。問題はなぜ、マスコミが支持が広がっていないという、期待されていないという小沢新党「国民の生活が第一」と小沢一郎をことさら取りあげてはもはや用済み的な報道を繰り返すのか、というところだ。支持が広がっていなければ無視をすればいいだけだ。現に「きづな」などは報じられたことはほぼない。なぜ、不支持が圧倒的なはずの小沢一郎を取りあげるのか?その理由が小沢一郎の人物のあり方そのものにあるということを山崎行太郎は書いている。江藤淳のこれまでの言説から葉隠まで引用すると、小沢一郎の核心部分が浮かび上がってくる。それは政策や思想という紙に書けるものではない。だとすると、それは何なのか?「それでも私は小沢一郎を断固支持する」を読めばわかる。私が小沢一郎を支持している理由も明確になった。そして、自分のこれからの人生についても、小沢一郎のようでありたいと思った。小沢教などと揶揄する向きはあるだろうが、この本を読めば、「教」などというものが全くの筋違いということがわかるだろう。それでも私は小沢一郎を断固支持する



■5つ星のうち 5.0 「小沢一郎」を存在論的に読み解く, 2012/7/17
By 仮面ライター (札幌市) - レビューをすべて見る
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 世に「小沢一郎」を評した本は多い。そのほとんどが小沢さんが醸出する政治的表層の断片をなぞった、誤解や悪意、歪曲貶下等の満溢した似非ジャーナリストや政治評論家などのものである。他方、こうした徒輩の対極に位置する作家や思想家、批評家による論述も少なくなく、かつての江藤淳吉本隆明などが代表的であろう。また、現在においても、自称「放浪作家」の世川行介さんのように、「私家本」まで出版して小沢さんを支える“剛の者”もいる。世川さんは私家本『角栄と一郎』の中で、やはり「江藤淳小沢一郎にとって最高の理解者であり、論理的支援者であった」とし、この「最大の論理的支援者」を喪ったことを、「これは小沢一郎にとって、不幸以外のなにものでもなかった」と慨嘆している。

 当著は、その江藤淳を「尊敬し、畏怖する」(本書あとがき)文藝評論家、山崎行太郎さん渾身の一作である。従って、書名も江藤淳の名論稿「それでも『小沢』に期待する」を継受したものとなっている。そこに江藤淳の“弟子”としての山崎さんの確固たる意志が感じ取れるが、反面、この著作は平板通俗的な“小沢賛歌本”では全くない。本著は政治評論の体裁こそ纏っているけれど、太い背骨として貫通しているのは「小沢一郎存在論的に読み解く」という意想であろう。師である江藤淳の「小沢一郎」論を再解釈し、存在論的に再構成し、「実存的政治家」(p.103)として再規定しているのが、当書の最大の特長といえるだろう。返す刀で、西部邁に表徴される“似非保守論客”も物の見事に斬り捨てている。

 7月11日、“小沢新党”の名が決まった…国民の生活が第一。良い党名ではないか。名は体を表す…「政治とは生活である」という小沢さんの政治理念(小沢主義)そのままの党名であろう。「国民の生活が台無し」「官僚の生活(=米国の意向)が第一」の道をひた走る民主・自民・公明による平成の「大政翼賛会」体制…。「実存の政治哲学」(p.118)を体現する小沢さんを「アウトロー的な革命児」と呼んだのは、本書によれば五百籏頭真・防大校長らしいが、「じつは、「小沢一郎的なるもの」こそ、物言わぬ大衆の集合的無意識を代弁・象徴しているものではないか」(p.35)という山崎さんの指摘は当を得ている。それは世川行介さんのいう「無言の知」と換言してもよいだろう。今こそ「無言の知」を結集すべき時だ。 



■5つ星のうち 5.0 この本の値段は安すぎる。, 2012/7/16
By アマゾン・ニューヨッコ (東京都) - それでも私は小沢一郎を断固支持する (単行本)


この本の内容を考えると、1,500円という値段はものすごく安いと思うし、お買い得すぎる本である。将来的にはタイトルを変えて(例えば、「思想する力と政治のダイナミズム」のような感じのタイトルにして)、ハードカバーで4,500円位の永久保存版として出版し直してもよいのではないだろうか。
この本で著者が言いたかったことは、著者が座右の銘としているとされる『罪と罰』のエピローグにある言葉「おお、五カペイカ銀貨ほどの値打ちしかない否定的家や賢人どもよ、なぜ君らは中途半端なところで立ち止まるのだ!」(『罪と罰』)に凝縮されているようだ。つまり、この本は単なる小沢一郎氏の応援本にとどまらず、さらに普遍的な問いかけを私たちにしているのである。
私はこの本を読んで、江藤淳小林秀雄ドストエフスキー、山本常朝、三島由紀夫本居宣長など、この本の中で折に触れて引用されている歴史的な代表作家の本を無性に読みたくなった。読まなければという気にさせるのである。この本のレベルは非常に高いと思う。
しかしそれでいて、比較的一気に読み進む事ができるのは、著者自身の思想が深く一貫しているからであろうし、またここ数年私なりに常に小沢一郎氏の事件に関する記事をネットを中心とする情報空間から得たり、そこから得られる書籍の情報に基づいて購入して読んだ本があるからかもしれない。ちなみに、私が著者の「山崎行太郎」氏を知ったのは、「阿修羅」というサイトに掲載された氏のブログ記事がきっかけで、ほんのつい最近のことである。
とにかく、このような本に出会えて本当によかったと思い、少なからず感動して、久しぶりにレビューを書いてみたいと思いペンを取り(キーボードに向かい)ました。私もこれから中途半端な思考で終わらずに徹底的に考え抜く力をつけて行きたいと思います。

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