文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

ケビン・メアの『決断できない日本』を読む。国民新党の党内クーデター騒動について考えているうちに、党内クーデターを仕掛け、国民新党の乗っ取り企む主犯・下地幹郎が、前沖縄那覇総領事で米国務省日本部長、そして「沖縄県民蔑視発言」で更迭されたケビン・メアと親しいということが分かり、ケビン・メアが、最近、書いたという『決断できない日本』(文春新書)のことを思い出した。むろん、僕は、例によって例のごとく、この手の粗製乱造の新刊本にはあまり興味がないので、まだ読んだことはなかった。しかし、今回の国民新党の騒動の影響もあ

中国への大訪問団を組織した小沢氏がなぜ、訪米を計画したのか。自身、オバマ大統領に会い、また自分の息のかかった議員をも大統領に会わせることができれば自分の派閥の基盤を強化できると判断したためでしょう。日米関係を思う戦略的な発想があって訪米を計画したのではなく、自身の選挙や派閥だけを念頭に置いてのことだったのでしょう。小沢氏はその程度の「政治屋」とワシントンでは思われているのです。
小沢氏は、自分に有利になると見れば、日米安保体制さえ平然と犠牲にするように見えます。彼が重視しているのは、自分の政治勢力を強化することだけです。そのためには選挙が有利になることしか考えていない。自分の選挙に勝ち、自分の派閥を強化するために役に立つことしか考えていない。
だから小沢氏は信頼されていないのです。

僕は、この文章を読んで、この男は随分、幼稚な知性の持ち主だなー、と判断しないわけにはいかない。おそらく、この文章は、日本人のゴーストライターが書いたものだろうから、こんなことに目くじら立てても始まらないとは思うが、やはり、こんなボンクラなアメリカ人が、日本の安保政策で重要なカギを握っていることを考えると、驚き呆れるほかはない。アメリカの日本支配の戦略だけではなく、アメリカの世界戦略がことごとく失敗と破綻を繰り返しているのも、頷けるというものだろう。ケビン・メアの「小沢一郎論」はネット右翼以下のシロモノである。

(続く)



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