文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

石原慎太郎中心の「石原新党」は成立しない。成立してもすぐ瓦解する。 亀井静香を除いて石原慎太郎も平沼赳夫も政治的センスが悪すぎる。「政治的センスが悪すぎる」とは、柄谷行人が『世界史の構造』で言うところの、政界に不可欠の「贈与」の論理、「互酬制」の論理が欠如しているということだ。要するに「ケチ」だということだ。 ケチだから「主義主張」にこだわり、その挙句、陳腐な保守イデオロギーなるものを持ち出す。亀井は「政局」しか語らない、と猪瀬直樹によると石原は亀井の動きを牽制しているらしいが、逆だろう。亀井も、「金は出


野田内閣の背後に巨大な勢力が張りついていることは、「何が何でも消費税増税をやりぬく・・・」「決断する政治を・・・」と自己欺瞞的言葉を並べ立てる野田の痴呆的な施政演説とその後の答弁でほぼ明らかになってきたが、この野田内閣の奴隷根性丸出しの自爆的暴走を抑えるのは、衆議院解散、総選挙しかない。総選挙による政界再編で、外国の植民地支配勢力による内政干渉を一掃する必要がある。戦後日本の政治は、米軍占領下に出発し、長い間、在日米軍総司令部の支配下にあったことは事実であるが、しかし、解散総選挙を頻繁に繰り返し、政治家たちや指導者たちを短期間で入れ替えることによって、在日米軍総司令部の支配下から逃れ続けてきた歴史であった。しかし、日本人は、高度成長とその後のバブル的繁栄を謳歌するにいたって、さらに「戦後政治の総決算」や「戦後レジームからの脱却」・・・などという甘い言葉に酔い痴れているうちに、我が国の置かれた現実を見失い、その結果、迷走を繰り返しているというのが実情である。野田内閣は、最近の野田の「決断する政治」「不退転の決意」「リーダーシップ」などという奴隷政治家特有の気違い染みた政治的言動を見るにつけ、その迷走の「なれの果て」と言っていい。そこで、あまりの政治の迷走を見かねて、政界再編を見込んで、各所で新党騒動が持ち上がっているわけだが、その新党騒動にも、あまり幻想を持つべきではないと僕は考える。たとえば、石原新党が現実味を帯びてきたとマスコミ情報では言われているが、僕は、石原新党はあり得ないし、ありえたとしても何の力にもなりえないと思う。200名集めようと300名集めようと、時間の無駄である。「石原新党騒動」は、小泉純一郎政権下にもあったが、ポスト植民地主義的な従米政権としての小泉純一郎政権の延命に手を貸しただけであった。野田政権を引き摺り下ろすことに成功したとしても、石原ジュニア自民党政権という最悪の従米政権をもたらすだけである。橋下徹大阪市長の「維新の会」や鈴木宗男衆議院議員等の「新党大地・真民主」など、日本国民の意思と願望を体現し、全国各地から湧き起ってくるはずの地域政党の独自の政治的実践に期待したい。洗脳と利権に弱い中央政界からの一元的統制を拒絶せよと言いたい。



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