文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

米国と日本の司法と沖縄米軍基地の実態、つまりアメリカの日本植民地支配の実態が、ここまで露呈・暴露されてきた以上、在沖米軍基地も日本から追放される日は近いだろう。米軍基地が日本から追い出される時、米国の時代は終わる。米国は、その前に「話し合い」で沖縄からの米軍撤退を決断するだろう???


米軍基地が日本列島を覆っている。日本の米軍基地の7割を占めているといわれている沖縄基地だけではなく、岩国基地横田基地横須賀基地三沢基地…が存在し、特に横田基地には、軍事的役割だけではなく、日本政府を支配・コントロールする政治的謀略の拠点が存在し、日本支配の役割を担っていると言われている。それらは、たしかに米ソ冷戦下においては重要な戦略的意味を持っていただろうが、しかし冷戦終焉ののち、日本国内の米軍基地の役割は大きく変貌している。誤解を恐れずに言うならば、今や米軍基地は、日本支配の拠点に変貌している。つまり米軍の役割は、中国やロシアや北朝鮮からの軍事的行動への監視や抑制という軍事的役割よりも、日本政府の支配、監視、コントロールの役割が、つまりポストコロニアリズム的な、見えない植民地支配の役割が重要になってきている。いわゆる「小沢一郎事件」が明らかにしたのは、そのことだったと言わなければならない。日本のマスコミ、日本の司法を総動員するという非軍事的、非暴力的な手法による米国による日本のポストコロニアリズム的な植民地支配である。言い換えれば、アメリカ政府が、冷戦終結後、ポストコロニアリズム的な日本支配にとって、密かに恐れていたのは「小沢一郎」という政治家だったということだ。それは、小沢一郎こそが、日本の真の独立を目指す国民政治家であり保守政治家だったということ、つまり米国の日本支配の手先になることを拒絶した、あるいは拒絶しそうな政治家だったということだろう。野田首相は訪米し、オバマと会談した直後に、「小沢一郎党員資格停止問題」について言及したが、何故、アメリカで、わざわざ国内問題であり、しかも民主党の党内の問題である「小沢一郎党員資格停止問題」を持ち出したのか。驚くべきことだが、それが、オバマ・野田会談の最重要事項の問題だったからだろう。おそらく、野田は、オバマやその周辺の人物に、小沢一郎問題で、強く釘を刺されたのだ。その厳命を受け入れることで、野田は、オパマに「話の分かる奴」「一緒に仕事の出来る奴」・・・として受け入れられたのである。結局、野田もまた、自らの政権延命のために、アメリカとアメリカの大統領の前に土下座し、米国の日本の植民地支配の「手先」になることを受け入れたのである。(続く)



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