文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「オバマ・野田会談」の発言内容を捏造するマスコミの政治記者たちの政治学。

野田佳彦首相が首相失格であることは、今回の訪米で明らかになったが、それ以上に始末の悪いのが、随行した各マスコミの政治記者たちであったように見受けられる。たとえば、沖縄の普天間基地移設問題に関してオバマは、ほとんど実質的に意味のあることを発言していないにもかかわらず、政治記者たちの発する記事によると、オバマは、「結果を出す時がきている」と、「普天間基地移設」を強制するかのような発言をしたと報じられているが、実際はそういう発言はなかったらしい。では、何故、新聞、テレビなど、日本のマスコミの政治記者たちは、発言内容を捏造してまで普天間基地移設問題で「早く結果を出せ」とオバマが言ったと、普天間移設問題の解決を急がせようとしているのか。不可解である。日本のテレビ局や新聞社の政治記者たちは、何者かに弱みでも握られているのか。それとも沖縄にも沖縄の米軍基地にまったく関心がないのか。いづれにしろ、日本の政治記者達は、オバマ・野田会談の内容を捏造してまで、日本国民を何処かに誘導しようとしている。テレビ朝日から。

(テレビ朝日)
 野田総理大臣はニューヨークで同行記者団と懇談し、首脳会談でオバマ大統領が、普天間問題に「結果を出す時がきている」と強く迫ったとされることを否定しました。

 野田総理アメリカ側の圧力を否定し、オバマ大統領とは信頼関係が築けるとアピールしました。野田総理は、オバマ大統領からは「進展を期待している」と言われただけだと強調しました。この背景には、外交デビュー戦から軋轢(あつれき)を生みたくない心情が透けて見えます。そのうえで、野田総理は沖縄に丁寧に説明して理解を求めていくと決意を語りました。政府関係者によりますと、オバマ大統領は会談後、「野田総理とは一緒に仕事ができる」と周辺に述べたということで、普天間問題を進展させるためにも良好な関係をアピールしています。

「結果を出せ」と強く求められたわけではなさそうだが、しかし、普天間基地移設問題を、アメリカ側の方針に沿って努力するとう約束させられたことには変わりはない。「結果を出せと強く求められた」という報道もおかしいが、それをわざわざ、「結果を強く求められたわけではない」、「進展を期待している」と言われただけだと、マスコミ報道を否定する野田佳彦も、おかしいと言わなければならない。野田佳彦に、民主党の「約束」である「県外・海外移設」論にこだわる気配はまったく感じられない。政権維持のためにアメリカ政府の顔色を伺うことしか能のなかった菅直人前首相同様の「奴隷根性」と「属国感情」があるだけだ。日米関係は大事だが、しかいそれだからいって、植民地の傀儡政権なみの「へりくだり方」は、見るにたえない。(続く)



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