文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

政治には「責任倫理」が不可欠だ。

ウェーバーは政治や政治家に必要なものは 「心情倫理」ではなくて「責任倫理」だと言っているが、経産省のトップ3人が、一連の原発事故の責任と事故後の対応処理のマズサの責任をとらされるかたちで更迭されたらしい。経産省の松永和夫次官(59)と資源エネルギー庁の細野哲弘長官(58)、原子力安全・保安院の寺坂信昭院長(58)の3人だ。現場責任者たちが、政治責任をとらされる形で、「首を切られる」ことは遅過ぎたとはいえ、悪いいことではない。小泉純一郎以来、政権維持のために無責任の論理が、上から下まで蔓延してきたわけだが、今、ここで、経産省幹部が「首を切られる」ちうことは、大いに歓迎すべきである。これを機に、政治家や官僚には厳しい「責任倫理」がつきものだということを再確認してもらいたい。

経産省3首脳更迭へ…海江田経産相が人心一新
読売新聞 8月4日(木)9時50分配信

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経産省の人事について記者会見する海江田経産相(左)=和田康司撮影
 海江田経済産業相は4日、記者会見を開き、経産省の松永和夫次官(59)と資源エネルギー庁の細野哲弘長官(58)、原子力安全・保安院の寺坂信昭院長(58)を交代させることを明らかにした。東京電力福島第一原子力発電所事故への対応のまずさや、国主催のシンポジウムで電力会社にやらせ質問や動員を要請した問題など、一連の不手際の責任を問う更迭とみられる。経産省の首脳3人が一斉に更迭されるのは異例だ。

 海江田経産相は理由について、「人心一新のため、1か月くらい前から考えていた。新しい人たちに、本当に新しい経産省をしっかり立て直してもらう」と述べた。自身も、すでに原発の再稼働問題を巡る混乱などの責任を取って辞任する意向を表明しているが、「(進退の時期は)私一人で決めさせて頂く」と述べ、当面は職にとどまる意向を示した。
最終更新:8月4日(木)9時50分


同時に経産大臣の海江田万里も辞任したようだが、当然だろう。海江田は「ポスト菅」として代表選に意欲満々だそうだが、もし立候補となれば、国民はしらけるだけだろう。海江田は,10年ぐらい謹慎したほうがいい。(())

(続く)
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