文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

仙谷由人は、菅直人を「生け贄」にして自民党と大連立を組み、自分たちだけが生き延びようとしている。

菅直人首相を早期退陣に追い込み、それをお土産に自民党と大連立を組み、現執行部だけはそのまま生き延びようという、仙谷由人の悪足掻きが止まらないようだが、果たして、そいうなりふり構わぬ謀略戦が成功するものかどうか、いい見ものである。まさに私利私欲のための「同士殺し」である。仙谷由人は、政界の「策士」を気取っているようだが、あまりにもその我欲が前面に出すぎて、見ているものに不快感を与える。しかし、本人は気付いていないらしい。

仙谷氏「早期退陣を」 (東京新聞・TOKYOWeb 2011年6月12日)

 仙谷氏は十一日のテレビ番組で首相の退陣時期について「早くけじめをつけた方がいい。次のステップに踏み込むため(首相に)身を投げ出してもらうしかない」と述べた。これまでも首相に近い政府・民主党の幹部が早期辞任を暗に求める発言をしてきたが、ここまで明確に退陣を求めたのは初めてのことだ。
また、首相が居座ったままでは、仙谷氏が画策する自民党などとの大連立構想も前に進まない。首相が退陣時期を明確にしない中、大連立構想の機運は失われつつある。膠着(こうちゃく)状態に陥った局面を打開するためにも、仙谷氏はこの日の発言によって、首相に引導を渡そうとしたとみられる。

繰り返すが、仙谷由人菅直人と同罪である。というより、菅直人の能力不足と言う弱みに付け込んで、菅直人を、ここまで国民から「不人気」な、前代未満のお粗末な総理にしたのは、この男と菅伸子であろう。菅直人にも、何回も立ち直る機会はあったが、つまり小沢一郎との和解という機会があったが、その度に菅直人の足を引っ張って、「小沢一郎潰し」という蛇の道に引きずり込んだのは、この男と菅伸子であった。鳩山由紀夫にしろ菅直人にしろ、小沢一郎を重用し、小沢一郎路線を選択していたならば、おそらく長期政権になっていたはずである。しかし、鳩山由紀夫菅直人も、何を勘違いしたのか、政権交代の立役者である小沢一郎を政権から遠ざけ、そして菅直人にいたっては「刑事被告人」に仕立て上げ、まさしく「同士殺し」という内ゲバ・リンチ政権に突っ走ってしまったと言っていい。こういう内ゲバ・リンチ政権が長続きするはずがない。今度は、菅直人自身が、「内ゲバ・リンチ」、つまり「同士殺し」の対象にされようとしているのだから、救いようがない。仙谷由人等、現執行部は、菅直人とともに「内ゲバ・リンチ」の共同正犯である。菅直人だけを生贄にし、野田ナニガシを隠れ蓑にしてそのまま生き延びようとしても、彼らが、政権乗っ取りの犯罪集団であることに変わりはない。しかも、その犯罪者集団と大連立を組もうと画策する政治家が、自民党にいるらしいから驚きである。そこで、亀井静香が、新党結成、政界再編を呼び掛けたらしい。

亀井氏「民主党代表選機に政界再編を」…無秩序「おかゆの状態だ」
2011.6.11 13:03


国民新党亀井静香代表
 国民新党亀井静香代表は11日、テレビ東京の報道番組に出演し、民主党内で小沢一郎元代表に近いグループと「非小沢系」の間で権力闘争が続くことについて「嫌な相手と一緒にいることはないから、この際、整理したらいい」と述べ、菅直人首相の後継を決める党代表選を機に、党を分裂すべきだと主張した。
 亀井氏は「(両勢力は)カルチャーや政策・理念がメチャクチャ違う。それが混ぜご飯みたいになっており、さらに今はおかゆの状態だ」と述べ、党の無秩序を批判。さらに「自民党も統治能力を失っているのだから、代表選を機に(両党が割れて)再編成が起きればいい」と述べた。
 また亀井氏は、菅首相が平成23年度第2次補正予算案の編成に意欲を燃やしていることについて、菅首相に電話で「震災対策(の補正予算案)を出してスパッと辞められたらいい」とアドバイスしたことを明らかにした。

これから、仙谷由人ではなく、亀井の発言に注目したい。昨日は、菅直人と会談し、仙谷由人主導の早期退陣ではなく短期続投を支持するような発言をしたらしいが、その時、仙谷由人の行動を、主人の「介錯」をしようとして刀を振り回している奴がいると批判したらしいが、当然である。





(続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから、http://www.mag2.com/m/0001151310.html

人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ