文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

政界再編の権力闘争を歓迎する。政治家は、今こそ政治生命を賭けて闘うべきである。

例によって例のとおり、小泉純一郎小沢一郎が動くときは政界が風雲急を告げるときだと言っていいが、小泉が、先週あたり、「大連立はするな…」と親しい自民党議員に漏らしたという報道があった時、すでに小泉は、今週になって急浮上してきた読売新聞・日本テレビグループを率いる米国のスパイ「ナベツネ」を軸にした菅民主党と谷垣自民党の大連立の動きを、具体的に察知していたと思われる。むろん、小沢一郎も同じだろう。最近の小沢の激しい動きには、小沢周辺で何かが起きつつあること、あるいは小沢主導で何かが起りつつあることを告げている。どちらが仕掛けたのか分からないが、いずれにしろ民主党代表選以来の激しい権力闘争が始まったと見ていいだろう。言うまでもなく、僕は、かかる権力闘争を歓迎する。今度こそ、「国会の居眠り王」の菅直人を政権から排除し、小沢一郎主導の救国政権を構築すべきである。そして同時に、米国のスパイ、戦後日本の植民地支配の手先、読売・日テレのナベツネ一派を抹殺・追放すべきである。さて、菅直人首相サイドは、支持率下落を受けて、政権が崩壊する前に、「脱小沢」から「小沢除名」へと最後のカードを切り、人気回復を狙うつもりのようだが、それに対して小沢サイドは、分党、離党、新党結成を念頭に、鳩山兄弟を仲間に引き込んだ上で、小沢グループの議員に檄を飛ばし、「腹をくくった」ような、不退転の反撃に出るつもりのようだ。はたして、結果はどうなるか。一部には、外交、内政共に窮地にある時に権力闘争をやっている場合か、というようなもっともらしい意見を言うものもあるようだが、僕は、今、外交、内政ともに行き詰っているからこそ、菅内閣が続こうと続くまいと、あるいは小沢戦略が成功しようと成功しまいと、政治家達の命がけの権力闘争による政界再編は必要だと考える。菅直人首相、仙谷由人官房長官のパシリとして、「小沢国会招致」と「小沢除名」を画策する岡田幹事長の元に、抗議に駆けつけた小沢グループ議員の中に、谷亮子議員の厳しい顔があったが、さすが連戦連勝の勝負師である。出るべき場所をよくわきまえている、と思う。いずれにしろ、このままでは、日本沈没を座して待つだけである。政治家は、結果がどうなるにせよ、今こそ政治生命を賭けて闘うべきである。

民主党分裂の危機…そして政権は混沌の時代へと
産経新聞 [12/10 01:01]


民主党のメルトダウン(溶融)が始まった。菅直人首相(党代表)ら党執行部と小沢一郎元代表ら非主流派による党内抗争は、小沢氏が新党結成の可能性に言及する事態に発展。一
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 こうした状況で、小沢氏が新党結成の可能性に言及した。問題は民主党内で小沢氏と行動を共にする議員が何人いるかという点だ。
 小沢氏は9月の代表選で民主党議員200人の支持を得た。当然、そのすべてが小沢氏の新党に参加するわけではない。しかし、衆院議員(306人、横路孝弘議長を含む)のうち六十数人が民主党を離脱すれば、衆院過半数を割り込むことも事実だ。
(産経新聞)

今こそ、民主党議員は、優柔不断な菅首相や仙谷官房長官とともに現民主党に残り、「民主党」と名乗るだけで連戦連敗し、要するに政党としても、議員としても自滅・自爆するか、逆に小沢一郎とともに新党結成を覚悟の上で、民主党改革、政界再編をめざすか、決断すべき時だろう。



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