文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

宇野弘蔵の『恐慌論』と佐藤優の『私のマルクス』を再読する。

昨日、本屋に立ち寄ったら、文庫本のコーナーで宇野弘蔵の『恐慌論』と佐藤優の『私のマルクス』を見つけたので、二冊ともすでに何回となく読んでいる本だが、文庫本の新刊を見つけると、なんとなくそわそわしてくるというわけで、躊躇なく買った。これなら、いつでもポケットにでも入れて持ち歩くことが出来ると思うからだ。というのも、僕は、本を、図書館や書斎で、じっと座って読むことが苦手だからだ。たとえば、柄谷行人の『世界史の構造』(岩波書店)のような分厚い本を読むことも嫌いではないが、やはりポケットに入れたりバッグに入れて持ち歩くには不便であるし、電車の中や喫茶店などで手軽に読むというわけにもいかない。文庫本はいつのまか行方不明になり、探し出すのに一苦労するという欠点はあるが、最近では、参考資料や引用文献としても、誰でも手軽に買えるし、また読めるので、出来るだけ文庫本を使うようにしている。さて、宇野弘蔵の『恐慌論』は初めての文庫化らしく、岩波文庫の新刊となっている。今年の二月に文庫化されたらしいが、僕は先日までそれを知らなかったので、本屋で見て驚くと同時にすぐに買ったというわけだ。次に佐藤優の『私のマルクス』だが、こちらもまた、「文学界」に連載され、佐藤優という思想家がタダモノではないということを天下に知らしめた、有名な長編評論で、僕は雑誌連載中から読んでいたし、また単行本になった時にもすぐ買って読み直しているが、今回、文庫化されたのを見つけた時にも、また、どうしても読み直したくなり、買ってしまったというわけである。本というものは、一度読めばそれで終わりというものもあるが、何回読んでも飽きない本というものもあり、佐藤優の『私のマルクス』は、僕にとっては何回読んでも読み返すたびに新しい発見がある、そういう本である。(続--以下はメルマガ『週刊・山崎行太郎』で…。)



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